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まてぃの徒然映画+雑記

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2007.01.16
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カテゴリ:日本映画
家族の愛のひとつの形がここにある。

次雄の家庭はちょっと複雑だけど、どこにでもある普通の家庭。家族が少しづつうざくなってきて、授業中には寝てる、部活と友達との遊びが楽しいそんな毎日。女子からの好意には気づかぬふり?そうした日々に突然、父の正和が「好きな人ができたから家を出る」と出て行ってしまう。突然の事態に動揺しながらもなんとか過ごす毎日。しかし祭りの日に父を見かけて追っかけていくと。。。


見所はたくさんあるけれど、まずは友近のお母さん演技に注目!ほんとにふつーの関西のお母さんのイメージを演じきっていると思う。息子と娘に対する接しかたにそれが表れてる。

そして夫への愛情表現のしかた。普段はどこにでもあるようなふつうの夫婦だけど、一朝事あれば、それはすごい行動力。それも悲しい過去があり、二度とそんな思いをしたくないからだろう。そうした感情を言葉ではなく演技で表現しているあたりが素晴らしい。さすがひとり芝居が得意の友近だけある。

ユースケの頼りない父親役もはまっている。好きな男ができたと言って出ていく父親・・・。情けない。でもユースケにはぴったりはまってくるから不思議。思いやりからすべては始まっているんだけど、その方向がどうも。

次雄役の森田直幸君も、揺れ動く思春期入りかけの中学生を上手に演じている。いつもの生活から、父親の家出、そして引越し話。中学生には転校だけでも重い出来事だろうに、かわいそう。でもそれをひとりで抱えて、ときには叔父さんの力も借りて、何とかやっていこうとしている。

この次雄が結果的には思いやりの掛け違いを正したことになるのかな。父は家族を、特に妻を思ってそうしたんだろうし、でも母さんは全部お見通しで、どうしたもんかと悩んでる。その逡巡を次雄の必死さがぶち壊し、夜にも関わらず駆けつける。やさしい家族の姿だなぁ。

監督の呉美保の演出と脚本も見事。微妙な家族や友人との距離感をうまーく出している。こんな不思議な家族映画をつくった新たな才能に万歳!

公式サイトはこちら

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最終更新日  2007.01.16 23:14:18
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