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まてぃの徒然映画+雑記

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2008.07.07
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カテゴリ:中国映画
1978年。文化大革命が終わってちょうど トウ小平が実権を握った頃かな。

四平は今でいうとニートみたいなもの。仕事である工場に行ったふりをして、サボってる。弟の方頭が母から見張るように言われてからは、一旦工場の門を入って、しばらくしてから出てくる小賢しいまねをして、壊れたラジオを直したりしてふらふらしている。

そんな兄弟は、北京からきた雪雁(沈佳女尼)がみせた踊りに一目ぼれ。方頭はノートに踊りの漫画を書いて思いを募らせ、四平はまるでストーカーのように雪雁の通勤を見つめたり、かってに胡弓を弾いたり、父に宛てたお金をポストから盗んだり、どうしようもない奴。

ただ、盗んだお金の封筒の裏に手紙が書いてあることを偶然見つけた四平は、反省したのか鉄くずを拾ってなんとかお金にしようとするがたいしたお金にならず、雪雁のいる工場の銅を盗んでお金をつくる。でもその後のこのこと、その工場にしょうもなく雪雁を見に行って銅泥棒として捕まっちゃう。書き直した手紙のせいで雪雁まで訊問されるが、彼女は関係ない、と言い張る四平。

雪雁に惚れた四平ははぎれを繋ぎ合わせて雪雁の舞台衣装を作り、せっかく直したラジオを売ってカメラを借り、父に送るためといって雪雁の写真を撮る。しかし雪雁の父が突然亡くなり、雪雁は急いで北京へと帰る。そして一人ぼっちになって西干道へ帰ってきた雪雁は、なぜか四平の前で裸になり泣き崩れる。雪雁の後を追っていってそんな場面をこっそり見てしまった方頭。

二人は不良よばわりされ、方頭も不良の弟としてイジメにあう。そんな方頭を見た四平は軍に入隊して、町を去るのだった。

翌年の冬、訓練中の事故で四平は亡くなり、方頭は父の転勤で北京へ、雪雁は西干道小学校の音楽の先生になっていた。


う~ん、何と言うか、よくわからん。ちょっと穿った見方をすれば、文革が終わって価値観が一変した中で、たぶん紅衛兵だっただろう四平が息詰まる感覚は、わからんでもない。でもストーカーや泥棒はダメだろう。

雪雁も父がなくなって寂しいのはわかるけど、なんで?だって奴はあなたの手紙をポストから盗んだんだよ。いくら工場で庇ってくれたからって、あれは完全に四平だけが悪いんですから、何も感謝する必要はないのよ。それにどうして町中が不良って知ってるのに学校の先生になれるの?先生って中国では尊敬される立場じゃないの?

枯れた風景は心に残ったけど、話の筋がどうにも。。。最近の中国映画とは相性が悪いのかなぁ。新しいシェン・チアニーという女優を見られたことで良しとしよう。

公式サイトはこちら

7/6 渋谷ユーロスペース

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最終更新日  2008.07.07 22:13:42


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