【ビジネススキル】雑談で大切なのは共感!しかしやりがちなトーク横取りとは!?
世の中には人の会話を無意識で横取りする、「トーク横取り」がいます。この横取りの特徴は、無意識で横取りをしているところです。無意識というのがやっかいです。「トーク横取り」とは雑談の中で、ついついやりがちな、人の会話を横取りする行為のことです。先日部下と同行した際に、部下とお客様との雑談で、「トーク横取り」が起こりました。お客様が最近ゴルフを始めたという話をされました。私の部下は、ゴルフ歴10年のベテランで、ゴルフには人一倍詳しいです。部下はお客様が始めたゴルフの話題で共感が取れてうれしかったのか、自分のゴルフの話をひたすら話始めました。お客様は、部下のゴルフの話に圧倒されて、徐々に表情が暗くなってきました。私はこのままではまずいと思い、お客様にゴルフを始めたきっかけを聞きました。再びお客様が話始めましたが、また部下がゴルフの話を重ねて振り出しになりました。これはもうだめだと思い、私は別の話題に切り替えたという出来事ありました。雑談はキャッチボール私が考える良い雑談は、お互いが気持ちよくキャッチボールをするイメージです。自分の話だけをするのではなく、自分が話したら相手の話を聞く、そうすると相手も自分のパスをくれるようになり、商談もスムーズに入っていけます。感情的な共感が大切ビジネス研修やビジネス書は、会話では共感が大切と聞いたことがあります。確かに共感は大切です。自分と共通することがあると、一気に距離が縮まったように感じます。この共感の1つ上のスキルで、感情の共感ができるとさらに距離が縮まると思います。例えば、雑談の中で、お互いゴルフが好きという共通点があったとします。ゴルフという共通点だけで終わるのではなく、以下のように、同じゴルフでも、人によって感情が動く瞬間は人それぞれです。・ゴルフのティーオフ(ゴルフのラウンド開始すること)の瞬間が気持ちいい。・ホールインワンする瞬間が気持ちいい。・新しいクラブを選ぶ瞬間が楽しい。・大自然のラウンドを周るのが気持ちいい。上記のように感情が動く瞬間に共感できると相手のパーソナルな部分を知れて距離が近く感じます。おわりに私は昔、雑談を軽く見ており、ただの時間つぶしという認識でしたが、たかが雑談、されど雑談と私は思います。雑談の中から相手のパーソナルな部分を知ることができ、自分がどんな人なのか知ってもらえる貴重な機会なので、部下にも雑談の大切さを伝え、私も雑談をさらに極めて行きます。