太陽光発電は、お得か?
はとぽっぽーが国連で「CO2排出を20年度までに90年度比25%削減」と大見得を切って、他国から喝采を浴びたというニュースがあったが、果たして他の国は本当に賞賛したのか?まっ、それは無いだろう、「ほぉー、すごいねー、やれるもんならやってみなよ。ウチはマイペースで行くから、ハハハー」てなとこじゃないの。格好イイことばっかり言うけど、実際に実現できるのかねー。地球温暖化対策だっちゅうけんど、あのね、日本みたいな小国だけやっても効果はないんじゃないの。近隣の14億人も住んでる国は、そんなの意にも介さず工場からバンバン煙だして、石油、石炭など使いまくってCO2出しまくりじゃん。アメリカにいたっては京都議定書の署名を最後まで拒んだし、これから更なる経済発展をしようとしている国々に、そんなの提案したって無理だっぺ。大体、高速道路無料化っちゅうけど、車が殺到して排気ガス出しまくりになって、CO2削減と整合性が取れないじゃんか。国が太陽光発電推進の為、補助金を出して勧めており、日本は大半のエネルギー源を輸入に頼っている国なので、化石燃料に代わるエネルギーを開発普及に努めなければならない。それは十分に承知であるけれど、 現在まで家庭に設置されているソーラーバッテリーに、大枚はたいて取り付けて、家庭の消費電力を賄ってなお余った電力は電力会社に買って貰えてと、結構づくめのようだが、ソーラーシステム設置の費用を聞いた時、果たしてペイできるのか?こんな高いの付けて、何年掛かりゃぁ元が取れるの???アチキの疑問に、それをちゃんと計算しているお方がいらっしゃいました。 産総研は、NPO法人(特定非営利活動法人)太陽光発電所ネットワークの協力を得て、国内で設置された住宅用太陽光発電システム257件の発電性能や保守履歴を調査した。その結果、設置から10年以内に太陽電池パネルを一部でも交換した事例は、34件(13%)に上ることが分かった。太陽電池が発電する直流電流を、家庭用の交流に変える「パワーコンディショナー」はさらに不具合発生率が高い。部品交換を含めると、10年以内に43台(17%)が交換されているという。合わせて30%近い「ソーラーシステム」の故障となる。3台に1台は故障する。恐ろしい事実ですね。皆さん、ソーラーシステムって壊れないことを前提に費用回収期間を考えていませんか?ちょっと計算してみましょう。平均モデル家族(4人)が4kwを設置した場合のはなし4人家族が1年間に消費する電力は約4300kw4kw設置して、年間の発電量は約4000kwそんなに売れるの?もちろん発電した分だけ買わないのですむので、売電、買電でプラスマイナス0だったとしましょう。4000×25円で年間10万円の利益。4kwの平均の設置費用は?60万円(助成適用後)×4=240万円240万円÷10万円は?24年もかかるのです。馬鹿なこと言うな!!売電が2倍になるんだよ!!愚か者めが!!な~んて息巻くお馬鹿さんのために。発電全量売れたとしましょう。つまり無人の家に4kw設置して売電専用にしちゃおうよ。といった最高、この上ない条件で計算してみましょう。50円×4000Kw=20万円 年間の売電金額です。240万÷20万円・・・・???12年???買い取り固定期間は10年で、それ以降は元に戻るので実際には240万円-(20万円×10年)-(10万円×4年)=たったの14年で償却できた♪最高この上ない条件でも14年かかっちゃうんです。10年から15年?無理無理無理無理ぃ~~~~現実的な話で考えてみましょう。半分売れたとしましょう。2000kw×25円=5万円2000kw×50円=10万円現時点で4kw設置して、年間を通して毎月平均4000円ほどの売電がある家庭です。まあこれぐらいなら報告している人もぼちぼちいるでしょう。話を戻して年間15万円の経済効果それで10年間で150万円。設置費用はというと240万円。差し引き90万円。それ以降は年間10万円の経済効果に戻るわけだから・・・90万円÷10万円=9年間結局、平均的なモデルの家庭では19年かかるんです。皆さん気がついていますか?ソーラーパネルは、10年で10%、20年で20%発電効率が下がるんです。と言う事は、どんなにがんばっても20年以上かかるわけですよ実際のところ。「売電価格を二倍の50円にして」もです。10年超えたら売電メーター変えなきゃいけないし、10年の保障期間を超えちゃうので壊れたら修理費用は実費。皆さん、これが全量買取と余剰電力買取の差です。計算間違っていたら遠慮なく教えてください。20年以内で、我が家はすでに元を取った~って家庭、聞いたことありますか?このままでいけば~なんて人もいますが、「ソーラーパネルは30年以上持ちますよ~」なんて阿呆な事言う営業の言葉を鵜呑みにしてませんか?30年も持つんならせめて半分は保障期間つけろよ!!と思いませんか?なぜ各メーカーの保障期間が10年なのか考えてみましょう。20年も30年も保障したら割りにあわないからです。割に合わないとは?どういう意味か考えましょう。いや~霞ヶ関もとんでもない事考えたもんです。平成21年7月に可決された「エネルギー供給構造高度化法」電力会社が、これいじょう利益が減ったら困るから、家庭からのソーラー発電は買~わない!!といって拒否しても、罰金100万円で済んじゃうんです。「売電 拒否」で検索してみてください。ブームというのはこういった事実もうやむやに吹き飛ばしてしまうから怖いですね。エコ意識を巧みに利用して、産業界(電力、石油業界も含め)が一致団結して各家庭からお金を巻き上げようとしているのに気がつかない人が多いというのに驚きです http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090709/199592/11/12追記やはり出てきました。自然エネの全量買い取りに懸念 電事連会長 http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200911120033a.nwc電気事業連合会(電事連)の森詳介会長(関西電力社長)は11日の定例会見で、鳩山政権が太陽光発電だけでなく自然エネルギー全体の全量買い取り制度の導入を検討していることに対して、「(電力卸売業者のような)営利目的の参加も予想され、コストを負担する国民の公平性の観点からもっと議論するべきではないか」と疑問を表明、「現在のスキームで買い取ると電気料金が上がるが、国民に本当に理解されるのか」と、国民負担がさらに膨らむことに懸念を示した~