DNA
堂々と勝負できない、姑息な手段を使うことに羞恥心の欠片も無い等々、それが彼らの決して消えないDNA ひとつが練習ピッチ。日本に与えられたのは済南オリンピックセンター内にあるサブグラウンドだが、2面あるうちのひとつは打ちっぱなしゴルフ練習場との兼用施設だった。練習前にチームスタッフがピッチ上を歩いてチェックすると、やはりというか佐々木監督がゴルフボールを発見、選手が怪我を負うという最悪の事態は避けられた。「その翌日、オーストラリア代表もゴルフボールを見つけたらしいです(笑)」(カメラマンA氏) しかも、中国代表はこの場所を絶対に使わず、必ずもうひとつの専用グラウンドで練習していたというのだから、もはや確信犯と言わざるを得ない。