アウトドア親爺の徒然日記

1月27日（土）

今日も冷え込んでいますが、来週からは徐々に和らぐようですね。
それにしても、昨日のさいたま市の最低温度は聞いただけでぞっとしますな。

何と△9.8℃　異国ですね
どうしてさいたま市だけ、と思いますが、寒気の分布にはムラがあるのでしょうか


今日の日記の主役はシジュウカラ。  漢字で書きますと四十雀。
どうして四十の雀なんでしょう。

ゴジュウカラ（五十雀）もいますから、ますますですね。
名前のことは後ほど。

シジュウカラは前から見ますと白と黒。
首からネクタイをぶら下げた、なかなかお洒落な出立ですね。

このネクタイの幅が広いと♂、狭いと♀です。
トップの写真は女の子。　それ以外は男の子ということになります。

後方から見ますと印象ががらりと変わります。
何とも言えない、背中のウグイス色からグレーへのグラデーション。
その部分は、ご婦人のショールのように肩羽や雨覆にかかっているように見えますね。

翼の縞模様もきれいです。　このようなケーキはなかったでしょうかね。
とても美味しそうに見えます




シジュウカラは、以前から撮りたかった小鳥の一種です。

我が家の庭にも、時たま集団で通過していきますが、
いつもタイミングが悪く、カメラを構えた時にはもぬけの空ということが続いていました。




日本には一年中いる留鳥ですが、
とりわけ秋から冬には小集団を作りますので、目に付くようになりますね。




シジュウカラは東アジアの固有種です。　お隣の韓国などにもいるようです。




シジュウカラやゴジュウカラも含めて、
小鳥の和名では、「・・・カラ」や「・・・ガラ」が多いと思われませんか

シジュウカラ科では、コガラ、ハシブトガラ、ヤマガラ、ヒガラ等ですね。
カラやガラは漢字では雀。　しかしスズメ目に属しますが、スズメの仲間ではないですよ。




カラとかガラ、漢字では雀、これらは小鳥を意味しているのだとか。



それで鳴き声と合わせて、シジュウカラとなった説が有力なようです。
「ツィピー、ツィピー、ツィピー、ツィ」とい聞こえる囀りや、
「ツィーピョジジジジー」と聞こえる地鳴きは、「シジュウ」とは結びつきませんけどね。

群れているからとか、スズメの40倍価値があるとか、
始終鳴いているからという、落語の一節のような説もありますね。

じゃあ、ゴジュウカラは何よ、ということになります。
これはますます分かりません。 シジュウカラに似てるから

これじゃあまりにも安直ですな。  いくらなんでもゴジュウカラがかわいそう。

だいたい、見た目は全く似ていませんし。  ゴジュウカラのお腹は綺麗な薄いオレンジ色｡
頭から後背にかけては青みがかったグレーです。　目にはサングラスをかけています。

ゴジュウカラは、逆立ち留まりが得意なようです。　これはゴジュウカラの専売特許。
その上、その姿勢で下に向かって歩くようです。　全く忍者顔負けの特殊能力ですよ。

分類も、シジュウカラ科とゴジュウカラ科で異なります。

でもってこの命名方法。　更に六十、七十と増えていくのかと思いきや、五十でおしまい。
三十、二十、十もないらしいですな。

ところが、ゴジュウカラの別名は八十雀らしいのです。　何故なの




似ているように思わせて、実は似ていないシジュウカラとゴジュウカラ。
あえて似ている点をあげますと、頭が良いところかな。

シジュウカラは言語を操る能力があると云われます。
ゴジュウカラには貯食性があって、リスク管理能力がありますよ。

キツツキなど、他の鳥の巣穴をちゃっかりいただいちゃう習性も似てますね。

調べてみますと、謎は深まるばかりです。
ゴジュウカラにもお会いしてみたいですな。

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