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カテゴリ:季節
2月23日(金) 今朝も曇り空。 お天気は次第に回復するようですが。 「真壁のひなまつり」もいよいよ最終章です。 今でも旅館業を営んでおられる伊勢屋旅館。 江戸時代は真壁を代表する料亭とのこと。 旅館の玄関、帳場に飾られていました。 村井醸造のお座敷。 シンプルな飾りです。 ここは「公明」、「真壁」、 「花だより」等のブランドで、 大吟醸酒、吟醸酒、純米酒、生酒等を醸しています。 車の運転があり、相変わらず試飲はできず。 残念です。 やや辛口で含み香を大事にしておられるそうです。 お向かいの真栄石材商店のお雛様も、歴史を感じる渋いものです。 昭和初期のもので、100年近くは前のものです。 しかし、真壁の町の中では古参とはいえません。 こちらの手造り雛も素敵でした。 そして最後はぶらりと覗いてみました高浜商店。 何気に飾られていましたガラスケースの中のお雛様は、江戸中期の古今雛とされていました。 高浜商店は元名主を務められた旧家。 240年の時を過ごしたこのお雛様は必見の一品です。 江戸時代から雛人形の形式は確立されたそうです。 寛永雛、元禄雛、享保雛、古今雛と時の流れとともに、少しずつ変化してきました。 高浜家では、江戸末期のものと言い伝えられていたそうですが、 江戸文化を研究されている学者の方がご覧になって、江戸中期のものと改められたそうです。 「お宝何でも鑑定団」のようなお話です。 享保雛がある御宅もあるそうですが、今回はご縁がなく伺えませんでした。 何といっても、参加されているのは200軒余り。 すべてを一日で見学するのは不可能です。 それにしても、街中には江戸時代のものがゴロゴロしています。 真壁の町は、古来よりこの地の中心。 特に江戸時代には、関西と北関東を結ぶ物流の拠点の一つとして、 非常に栄え、多くの豪商が産まれたそうです。 それらの多くは、大きな蔵を持っています。 蔵は湿度・温度が一定に保てますよね。 そのような蔵の中で、お雛様は大切に保管されていましたから、状態が非常に良いのです。 また、太平洋戦争の末期にも空襲被害はほぼ皆無。 町並みの保存とともに、多くのお雛様も先祖代々大切に引き継がれてきました。 街中のお寺の御堂も渋いですね。 子供の頃の景色が甦ります。 帰りは再び筑波山。 今度はお見送りをしてくれました。 ディスカバリー真壁。 古い物好きにはたまりませんな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.02.23 17:44:53
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