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アウトドア親爺の徒然日記

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2018.05.21
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カテゴリ:野鳥


5月21日(月)

昨日は久しぶりに爽やかな一日でした。
日陰に入ると心地好い風が頬を掠めていきました。

一年中このような気候ですと極楽ですね。
日照時間も長く、本当に得した気分になれます。


既に盛夏を思わせるような陽気のある朝。
手賀沼湖畔を散歩しますと。このような光景に出くわすようになりました。

コブハクチョウ一家が、ヒナを連れて移動しています。
この夫婦のヒナは三羽。 一年中この辺りを縄張りとしている夫婦です。

コブハクチョウには、
このように年中群れない個体と、集団生活を好む個体とがあるようです。

身体が大きく、生まれて半年もすればほぼ天敵もいませんので、
あえて群れる必要はないのかもしれません。





先頭を行くのはお父さんのようです。 ヒナ達は必死に付いていきます。





時期から考えても、卵から孵ったばかりなのでしょう。
大方の水鳥のヒナは、孵化した直後から泳ぐことができるようです。

しばらくしたら葦の影に隠れてしまいました。





しばらく歩きましたら、別の親子に出会いました。 こちらのヒナは四羽。
お母さんにくっついているようです。 お父さんは少し離れたところにいます。





お母さんは毛繕いの最中。 ヒナたちはその姿を眺めています。





鳥たちの毛繕いは、本能的な行為なのか、
親たちからの学習によって身に着く行為なのか、とても興味が湧いてきます。





ヒナ達にも、毛繕いらしき動きがみられます。





羽毛でフワフワですね。 手に持ったら気持ちよさそうです。
この兄弟たちは、一羽だけ体色が著しく異なります。

最初に登場したヒナは、三羽とも全て白っぽい色でした。
この四羽のなかでは、一羽だけが白っぽく、残りの三羽はグレーっぽい色ですね。





鳥たちの種によっては、
雌雄で体色が異なったり、成長するに従って体色が変化するものは多々います。

同じ水鳥では、カモたちがその典型ですね。

では、コブハクチョウの場合はどうなのでしょうか?
♂、♀の違いなのでしょうか?

コブハクチョウの場合は、単なる遺伝子多型のようですな。
生物の授業でお勉強した、メンデルの法則を思い出してください。

我々人間に例えますと、
いわゆるABO血液型に見られる遺伝子多型と同じ。
優性・劣性の発現といえば、一番分かり易いでしょうか。





そのうちに、お母さんが岸に上がってきました。
しかし、ヒナ達は付いてこれません。 岸際の斜面の勾配がきついようです。





その様子を見て、お母さんは川に戻っていきます。
ヒナ達の姿も無事見られます。





お父さんの姿も近くにみられます。





岸に沿って下流方面に移動します。





お母さんは適当な入り江を見つけました。





コブ艦隊の入港ですな。





今度はヒナ達も上陸します。





ヒナ達は背丈が小さいので、
手前の草が邪魔になり、フォーカスを合わせるのに苦労しました。





そのうちにお父さんも上陸。
一家団欒の楽しい一時になったようです。

これ以上お邪魔にならないよう、親爺は退散です。





再び、ヒナの体色のお話。

鳥類の場合、性を決める遺伝子情報が乗っている性染色体は、ZとWの2種類です。
我々人類の場合は、XとYでしたね。

鳥たちは、両親から受け継いだ性染色体がZZならば♂。
ZWならば♀となります。

少々小難しいことをいいますと、
鳥たちは人類などの哺乳類とは、性決定の性染色体の対が逆になっています。

人類の場合はXYの組み合わせが男となり、雄ヘテロ型といわれています。
ハクチョウたちの場合はZWが♀となり、雌ヘテロ型といわれます。

さてお話をコブハクチョウに戻します。
体色が白かグレーかを決める遺伝子は、Z型の性染色体にあるそうなのです。

そしてグレーの遺伝子が優性。
従って、雌雄ともに白にもなるしグレーにもなります。

コブハクチョウの原産国であるヨーロッパでは、
東に行くほど白色のヒナの出現頻度が高いそうです。
従って、この白いヒナをポーリッシュ(ポーランドのヒナ)と呼んでいるのですね。

アンデルセン童話には、
「みにくいアヒルの子」という有名なお話があります。

白のヒナもグレーのヒナも、何れきれいなハクチョウに成長します。







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Last updated  2018.05.22 05:05:46
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