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アウトドア親爺の徒然日記

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2018.05.22
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カテゴリ:野鳥


5月22日(火)

今朝は、お陽様が顔を出す前は涼しかったのですが、
陽が上るにつれ、気温が上がってきました。

昨日よりは暑い一日になりそうですね。


お話は昨日の日記の続きです。
コブハクチョウの親子を眺めながら、コブマンション辺りまで来ますと、
多くのコブハクチョウたちが、岸に上がって寛いでいました。

今年は子育てをしない、独身貴族の集団のようでした。
沖の方に注目しますと、一羽のカンムリカイツブリを発見。

4月17日の日記でも、カンムリカイツブリのことを記しました。
場所はその時と全く同じです。

その子は冬羽と夏羽の中間でしたが、この子はほぼ夏羽に変身しています。
同じ種とは思えないほどの変身ぶりですね。

♂も♀も同じ外観ですから、性別は不明です。





波立っている水面を見ても分かるように、たいへん風の強い日でした。
風で煽られ、頭頂の冠羽が逆立っています。  普段はもう少しおとなしい髪型かもしれません。





カンムリカイツブリは、
首から上を中心に、冬羽と夏羽が極端に異なります。





夏羽では、頭頂に冠羽と呼ばれる黒い羽が伸び、
頬から後頭にかけて、首の周りを取り囲むように、
黒い縁取りのある赤褐色の飾り羽が生じます。

もちろん、姿形は全く違いますが、
この飾り羽の生え方は、♂ライオンの鬣(たてがみ)のようです。





写真では分かり難いのですが、赤褐色の飾り羽はキノコの笠のようにも見えます。
首がキノコの軸ですね。

冬羽はもっとシンプルです。 冠羽も飾り羽もほとんどありません。
頬と首全面の白さが目立ちます。





未だヒナの実物を見たことはありませんが、
website の写真を見ますと、これはまたかなり特異な装いです。

全身がシマイサキのような白黒の横縞模様に覆われています。
いやお魚の場合、横縞のように見える縞は縦縞とするそうですがね。





ところで、カンムリカイツブリは冬鳥です。
この辺りで夏羽の姿を見かける機会は非常に少ないでしょう。

何故、未だにこの辺りにいるのか、それは不明です。





羽ばたきを始めましたよ。





お腹の色は白だったのですね。





くちばしの色は、とてもきれいなピンクです。





羽の内側も白ですね。 初めて気がつきました。





後からもう一羽がやってきました。
カンムリカイツブリとは、かなり雰囲気が異なります。

この子は、アカエリカイツブリのようですな。 初見です。





全長47cmほどで、日本に生息するカイツブリの仲間では大型の部類です。
カンムリカイツブリが最大で、その次ぐらいに位置するのではないでしょうか。

やはりカンムリカイツブリと比べますと、幾らか小さく感じます。
首の長さも短めです。





アカエリカイツブリは、
手賀沼や印旛沼など利根川中流域では、あまり見かけない珍しいカイツブリではないでしょうか。
一方、利根川河口から銚子港周辺にかけては、普通に見られるようです。

アカエリカイツブリは通常は冬鳥です。
冬季には北から南下し、本州の河口や内湾にいるそうです。

そのために利根川中流域では見かけるチャンスが少ないのでしょう。
この子、カンムリカイツブリと同様、冬鳥なのに未だにここにいるのは何故。





前出のカンムリカイツブリは、ほぼ夏羽になっていましたが、
このアカエリカイツブリは、どうも夏羽に替わる途中なのだと思います。





名前の由来は、首から胸にかけて赤く染まる夏羽にあります。
完全な夏羽になると、もっと赤くなるのだと思いますね。

英語名でも "red-necked grebe"。 赤い首をしたカイツブリとなっています。
くちばしは、基部が黄色い黒色。





ヒナは、カンムリカイツブリと同様、白黒の横縞模様。
写真で見る限りとても変わっています。





あくまでも想像ですが、
昨日の日記のコブハクチョウのヒナに、黒インクで横縞模様を付けてみてください。





カンムリカイツブリやアカエリカイツブリのヒナは、
写真で見ますとそのような感じになります。

笑っちゃ可哀そうですが、ちょっと笑えるものがありますよ。





残念ながら、この辺りでは繁殖しませんので見ること能わず(あたわず)ですな。





最後に観たのはカイツブリ。 少し離れた場所で泳いでいました。

カイツブリ科の代表選手。 代表選手ですが、身体は一番小さいのです。
英名も、Little grebe と小さなカイツブリとされています。





近くで見る機会がありましたら、じっくりと観てあげてください。
仕種も含めてめちゃくちゃ可愛いですよ。

手賀沼や印旛沼に限らず、だいたい関東以南では一年中見られる留鳥です。

平安時代以前の古名は鳰(にお)。
琵琶湖にはカイツブリの仲間が多く生息していましたので、
「鳰海(にほのうみ)」とも呼ばれていました。

カイツブリの名は、室町時代以降に見られるそうです。





このカイツブリのヒナも未だ見たことないのですが、やはり横縞模様があるようです。

しかし色彩は白黒ではありません。
少し褐色が混じる、カゴカキダイのような印象です。

カイツブリの仲間には、他にも面白い共通点があります。
ヒナが親の背中に乗っかることです。

これは外敵から守るとの目的もありましょうが、
主として羽毛の薄いヒナの体温低下を防ぐためとも云われています。

ほとんど水上で生活しますから、このような習性が生まれたのでしょうか。
親の背中からお顔を出しているヒナの姿は、本当に可愛らしいものだそうです。

ところで、これまた見たことがないのですが、
コブハクチョウもヒナを背中におんぶすることがあるそうですよ。








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Last updated  2018.05.22 17:46:43
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