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カテゴリ:文芸評論
何が二人を結ぶ?
二人の主人公を結びつけるものは、当初から、大まかには想像出来る。 しかし、その実態は、想像をはるかに超える複雑さだ。 当初より、謎だらけであるが、一つの謎の答えに少し近付いたと思ったら、新たな謎が持ち上がる。 しかも、ヒントを小出しに示し、常に次章へのヒキが用意されており、読み始めると、止まらない仕掛けになっている。 著者は医学理工学の分野を得意とするので、リアルなサスペンスに仕上がっている。 鞠子の章と双葉の章が交互に配置されているが、比較的当初からの、微妙な結び付きが面白い。 つまり、特定の人物が、交互に行き来したりしていて、ハラハラとさせられる。 しかし、この作品には、著者らしくない面も、少し感じる。 特に、近年の著者の作品は、我々の心の奥底に、深く訴えかけてくるものが多い。 本作品は、サスペンス性としての面白さが重視されていて、上述の様な面は多くはない。 それは、著者の作品群のレベルの高さ故の、高望みかも知れない。 とにかく、いったん本書を手に取ると、睡眠不足要注意だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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コメントありがとうございます~♪
こちらは30日に120円で入れてたガソリンスタンドが、1日には168円になってしまいました。 早くお金をためて軽自動車に買い替えたいです(汗) ローンは作らない!とビンボー人は決めています(笑) 盆栽、楽しんでいるようですね♪ (2008年05月02日 08時15分50秒)
nonmamaさん、おおきにおおきにご苦労さん。
私も軽自動車には興味がありますが、案外高くつくと思うのです。 燃費は1000~1500ccクラスと大差無く、 決して燃費が良い訳ではないですね。 それもそのはずで、最近の軽自動車は、車体が大きいですから、 それを、軽自動車のエンジンで動かすには、高回転で回す必要がありますし。 年間の、自動車税が安い事は、大きな魅力ですが。 最も経済的なのは、現在の車を乗りつぶす事だと思うのです。 弟が、軽自動車を持っていて、案外高くつくので、失望したと言っています。 ちなみに、単車のカタログに表示されている燃費は、30km/Lです。 現実には、こんな数字は無理ですが、車に比べると、夢の様です。 しかし、寒さと雨に弱く、荷台には小荷物程度しか、積めません。 もっとも、単車は、乗る事が楽しいのですが。 総合的に考えて、賢い選択は、車体の小さい軽ですね。 マニュアル車なら、走りと燃費の両面で有利です。 値段も安く、税込み総費用100万以下です。 (2008年05月03日 00時09分18秒) |