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2008年05月02日
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カテゴリ:文芸評論
生き急ぐ人と、慎重な人

主人公は吉田君であるが、又野君の生き様との、強烈な対比が印象的だ。
又野君は、本文中の言葉を借りると、「生き急いでいる」という事になるのだが、
対して、吉田君は、石橋をたたきながら、きわめて慎重に生きている。

著者の言葉は、多分に比喩的だ。
世界一強い動物は象らしいが、小田原の象は、何を象徴しているのだろうか?
あなたがここにいて欲しい、というあなたとは、具体的には誰を指すのか?

舞子さん?
又野君?

こんな事を考えていると、複数の解釈が成り立つ。
それらの答えは、読者の心次第なのだと思う。

全体的に、少々理屈っぽい印象だが、著者の温かい感性の表出でもある。
表題作以外の作品も、大変興味深く、特に、男子五編は、複合的自伝的で、面白い。

文学の香りを伴い、表紙イラストも印象的。
非常に秀逸な作品で、買って良かった、と思っている。





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最終更新日  2008年05月02日 22時12分52秒
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