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カテゴリ:文芸評論
余命を知るのは御法度
DNAなどの情報を駆使して、個人のおおよその余命を、計算する会社がある。 数人の客が、高い料金を支払って、自分または近親の余命を知った。 すると、残された余命を、有意義に生きる事が出来たかのか? 物語は、余命を知ると、ロクな事が無いという事を語る。 実際に、ここで展開される、ドタバタ劇は、語るに落ちる話だ。 物語には、ポイントが複数ある。 余命を知る事の弊害と、個人情報の漏洩、などだ。 主要なポイントが一つではないため、物語の焦点が、やや、ぼやけている印象がある。 それでも、本作品は、面白い。 余命の計算結果を知った客の反応は、想像を絶するものだった。 作品のまとまりについては、少々、意見もあるが、楽しく読めたし、ためにもなった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月20日 21時43分54秒
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