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2008年06月29日
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カテゴリ:文芸評論
想いの空回り、という観点

十二篇の短編集であるが、全作品とも、外れ無く非常に面白く、本書全体を高く評価したい。
そして、どの作品にも、「空回り」という観点が、大なり小なり入っている。

最初に配されている「めぐりびな」では、古い方の雛に対する想い、
二番目の「球春」では、プロ入りして、芽が出なかった先輩を慕う、後輩野球部員の想い、
三番目の「拝復、ポンカンにて」は、ダイレクトに空回りがテーマになっていて、魅力的なオチまである。

こんな風に、作品全体を、こんな観点から読んでも、味わい深い。

我々が一度は経験した事のある、少年または少女時代の思い出と、重なる部分が多くて、共感出来る。
それらは、それぞれが懸命に生きる姿であるが、ほうっという読後感だ。

本書は、私が最近読んだ数十冊の中でも、ピカ一だ。





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最終更新日  2008年06月29日 17時53分27秒
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