私の住む山中温泉を選挙区でいうと、
石川2区になります。県外の知人から「『美女と野獣の対決』とかで今度の衆院選では注目度ナンバーワンだ」と、告示前から耳タコ状態でしたが、灯台下暗しというか、政界音痴の私にはピンと来ませんでした。このへんは比較的ジミな風土ですが、政界の事情通にとってはホットスポットとのことです。以前原油流出事故の際、愛人と外遊中で事実上失職にいたった市長も、自民党の重鎮、森元首相もこの石川2区出身です。今回、その森氏と激しく票を争ったのが民主党の新人女性候補の田中氏でした。その対決がメディアにとって格好のネタになったのでしょう。僅差で敗れた田中氏ですが、比例で復活当選を果たしました。
しかし、本当に
世間の注目を集めることになったのは、選挙後です。私の周囲でも「過去の経歴をほじくるのは不当」「いや、潔く辞任すべき」などと、熱い議論が展開されています。事情の疎い私などは、「え? 異色経歴って、なんのこと?」と、ただおろおろするばかりです。それでなくても、地元加賀市ではこの秋に実施予定の、市長・市議ダブル選挙で激しい前哨戦が繰り広げられている状況。石川県が定めたキャッチコピー「ほっと石川」は広報誌のタイトルにもなっていますが、こと政治・政局に関しては温泉地を抱える南加賀がhotter,いやhottestということになるかもしれません。
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盲獣vs一寸法師 田中氏が出演のDVDですが、すでに売切れ続出のようです。