黒執事II 第12話(最終回)「黒執事」
悪魔の契約-------!!最終回に詰め込んで来たなぁ。OPもなく、EDも劇中で使う形で。でも、私的にはなるほど~と言うオチではあったかな。間違いなく賛否両論ある形ではありますが(^^)私は「黒執事」という世界を、きちんと「別の形」でまとめてきたなぁと思いました。ま、これだともう続き・・・という形は設定が違う以上難しいでしょうけど。原作もこうなるのか?と思わせるものでしたが、それは今後のお楽しみって事で。まだ自分の中で消化出来てない部分もあるし・・・こりゃもう1回1話から見直すかって感じだな。それより、もっと長いスパンで1期から繋がってる壮大なお話として見るべきなんだろうけど。ふたりの執事の先導する船。ハンナの膝で眠るシエル。一行はどこへ・・・?シエルの魂を支配したまま、ハンナと契約したアロイス。よって、アロイスの魂が契約により解放されるまでは、シエルの魂はもう表に出る事はないというのだ。ハンナの目に浮かんだ星型の紋章。魂を取りこんだか!!その契約内容は?アロイスの願いとは?秘密だと教えてくれないハンナ。だが、アロイスの願いの中には二人の悪魔のうちのどちらかが悪魔としての生を終える事が含まれているというのだ!!契約が成就したのち解放されるシエルの魂。そして一行はあのすべての始まりの死の島へ。ここで正式な悪魔の決闘をしろと命じるハンナ。それを内側で聞いていたシエルとアロイス。馬鹿らしいと一蹴するシエル。願いが叶えれば、ハンナに魂を食べてもらうといい、身体も返すというアロイス。シエルはふたりの悪魔に愛されているのだから、贅沢すぎの罰だというのだ。愛?だが、セバスチャンがこの契約の内容を知ったらどう動くか。それを思うシエルだった・・・。そして、ハンナの中から取り出した悪魔殺しの剣。これで貫かれれば、完全なる消滅を意味するという。「ひとつの剣を用いて」「ひとつの魂を巡る戦いを」最初に剣を手にしたのは、クロード。メリメリ坊ちゃんにその剣をめり込ませると宣言する。いい動きしてるねぇ、ふたり。やっぱ執事対決は萌えっすなぁ♪だが、死の島ごとメリメリ破壊しようとするセバスチャン。「その剣は」「その魂は」「私のもの!!」悪魔たちの戦いはし烈さを極める。だが・・・シエルの復讐は既に完了している。シエルの命は、セバスチャンに魂を食らわせるためだけにあった。だが、それがアロイスとハンナがかわした契約のおかげで台無しになってしまったのだ。だからこの戦いに例えセバスチャンが勝利したとしても、その暁に手にするものは------。ついに追い詰められ、セバスチャンに剣で貫かれたクロード。結局最後まで踊らされた悪魔。それはアロイスの支配下にあったという事。長い悪魔の生の中、少しでも波紋を作り出したというのなら、アロイスの魂もメリメリする価値があったのかもしれないと言うクロード。彼の為にスペアの眼鏡をかけてやるセバスチャン。「情熱を不実に。偽りを真実に。野良犬を伯爵に。それが・・・の執事-------」そう言い残し、息を引き取ったクロード。最後は誰の執事として消えたのか・・・クロードよ。彼の死を悟ったアロイス。「満足か?」シエルの問いに分からないと答えるアロイス。「もうよく分からないままでいいや」消えていくアロイスの顔に浮かんだのは、満足そうないつもの口の端をあげて笑う笑みだった------。残されたシエル。「さぁ、セバスチャン、真実はすぐ目の前だ。すべてを知って、お前はどう動く-----!!」ハンナの腕に抱かれたシエルの身体。「クロードはあなたを認めた」これでアロイスとハンナの契約は成立したと言う。後はハンナを殺せばシエルは身体を取り戻す。だが・・・ハンナは肉体が戻っても、セバスチャンにとって、シエルはもう死人も同然だと言うのだ!!それはどういう意味なのか。そして・・・ハンナシエルを抱いたまま海に身を投げたのだ!!すぐさま後を追うセバスチャン。さて、ハンナとアロイスのかわした契約とは一体何だったのか?「あいつらが、シエルの魂を手に入れられないように-----!!」海に沈んだシエルの身体を追うセバスチャン。ハンナはクロードの元へ。身体の内に入れたルカと、アロイスの魂。そして・・・。「私たち4人の愛は永遠の彼岸にたどりつく」崩れ落ちる島と共に眠りについた4人。「もうさみしくないよ。全員、全部、しあわせだ!!」あぁ、これでアロイスの願いは完全に成就されたって事だね。大切な4人をひとつに。すごく穏やかなアロイスの声が印象的でした。悪魔が執事になり下がってまで求めた魂。そしてシエルの目が開く。そこには赤い目が-----------!!セバスチャンは悔しげな表情を浮かべ、シエルの胸を貫くのだった・・・。何~!?何が起こったの?一瞬またどこの時間軸に繋がったのかと思ってしまったわ。そして・・・「おはようございます、坊ちゃん」セバスチャンの声に目覚めたシエル。机の上に置かれたふたつの指輪。いつもの日常。だが、セバスチャンの淹れたカップに紅茶はない。今日の予定もない。だがそこへエリザベスが来たとの報告が入る。そして、彼女との過去も思い出した事を示して見せたシエル。どうやら今のシエルは記憶が戻ったようですね。地味な黒い服。指輪をしていないシエル。爪の黒さが強調されてるし、時々赤くなる目がものすごく違和感。そして・・・なんだかぎこちない様子のメイリンたち。劉の元へやってきたセバスチャンは、しばらくロンドンを離れると、届けものを持ってくる。「お前の事を殺してやろうと思ったが、面倒になった。好きに生きるといい。ただし僕の目に触れない所で」見逃した。そうか1期の劉の事はそう処理したのか。そして関係者全員に渡した黒い箱のプレゼント。そこにはシエルの名と「Who Died at Aug,26th.1889」と書かれたメッセージカードとキャンディが。これって、死亡通知とみていいんだよね・・・。ファントムハイヴ家を後にするシエルにすがろうとするフィニたち。屋敷を好きにしていいと言うシエルに想い出があるから壊す事など出来ないと言うと。「想い出になど何の意味がない、僕が証明しただろう」そう言い残し、旅立ってしまったシエル。涙する使用人たちの前に現れた田中さん。彼らはまた主人の帰りを待って、あの屋敷でずっと待ってるんだろうなぁ。そんな気がする。契約が完了した時、セバスチャンがどう動くか楽しみにしていたと話すシエル「なかなかに笑えぞ、セバスチャン。僕を手にかけようとするとはな」「復讐が完了した際には、魂を頂ける。だからこそ私は執事としてあなたにお仕えしてきた」「だが、僕はこうして生きている」「ええ、生きています。人間としてではなく、悪魔として-----」そうか!!そうだったのか!!ここでものすごくはっとさせられたわ~。納得。どうやらハンナとの契約の最後の最後にもうひとつ裏があったのね。シエルは悪魔としてよみがえる-----!!だからその確認をするためにセバスチャンはシエルを殺そうとしたんだ。それを咎めるどころか、執事として正しいと、主人は言う。「私は永遠にあなたの魂を食らう事は出来ない」「そして、僕はあの薔薇迷宮でお前に命令した。お前は永遠に僕の執事だと-----!!」「そして、その命令にイエスと答えた以上、魂を食らえなくとも。私はあくまで・・・悪魔の執事ですから---------」新たなるシエルとセバスチャンの契約。そうきましたか~。これは上手いやり方だと思った。主従関係の下剋上。これで永遠にふたりの関係は続いて行くわけだ。そして・・・ふたりは白と青のバラの咲く場所へ。シエルをお姫様抱っこしながらセバスチャンはどこへ行こうかと問う。どこでもかまわない。行きつく先は誰にも平等なその場所だと言うシエル。「いい気分だ。長い呪縛から解き放たれたような」「ええ、その代わりに私が永遠の呪縛を手に入れた」「お前は僕の執事」「私はあなたの執事・・・永遠に」「これから先もお前の答えはただひとつ」そして、ふたりは谷へ落ちて行く・・・。「イエス マイ ロード---------」ふむむ。最後はやっぱり死の世界へ行ったって解釈?セバスが魂を食らう事が出来なくなった以上、ふたりには平行線の関係しかないわけで・・・。最後はまたどこか別の場所で・・・という観測も出来そうですけど、ひとまずこれでオチはちゃんとついた形にはなったかと。1クールしかないと言う事で、謎を引っ張らずにサクサクと見せてくれたのは1期の中盤で中だるみしてただけに気持ち良かった。結局このお話で勝者はアロイスだったんだなぁと思ったわ。クロードも最後はちゃんとアロイスを認めてくれたわけだし。まぁ彼の活躍の場はもう少し欲しかったけど。最後もあっけなかったしね(^^;)ハンナは純粋にルカの魂に触れて、彼と彼の大切な者を守ろうとしたんだね。1話の仕掛けは本当驚いたよなぁ。気持ちいいくらい騙されたと、こん畜生!!だったし(^^)1期よりはついて行けない部分も少なかったし、櫻井クロードとの執事対決に萌えでした。そしてやっぱ小野Dのセバスは最高だった♪美味しい登場はグレルでしたが(わはは)ふたりはどうなったのか?色々また想像できそうな終わり方ではありましたが、ひとまずこれにて2期終了ですね。最後まで美しい作画と雰囲気を大切にしてくれたスタッフの皆さまにも感謝DEATH★ にほんブログ村 ←よろしければ、ポチっとお願いいたします♪第11話