テーマ:洋楽(3388)
カテゴリ:洋ロック・ポップス
1980年代初頭、AORの好盤
ロビー・デュプリー(Robbie Dupree)は1946年ニューヨーク出身のシンガーソングライター。1980年、セルフ・タイトルのデビュー盤(邦盤のタイトルは『ふたりだけの夜』)に収録のシングル曲「ふたりだけの夜(原題はSteal Away)」がビルボード6位のヒットとなり、続いて制作・リリースされたセカンド作が本盤『僕だけの街角(Street Corner Heroes)』だった。アルバムとしての売り上げはデビュー盤に及ばなかったものの、本盤は、デビュー盤と同様の上質のAORアルバムに仕上がっている。 アルバム表題曲の1.「僕だけの街角(ストリート・コーナー・ヒーローズ)」は、爽やかで軽快な好ナンバー。実際にはそうならなかったものの、シングルカットされて大きなヒットになっても不思議のなかった曲だと感じる。続く2.「デスペレイション」と3.「ブルックリン・ガールズ」は、デュプリーの盟友ビル・ラバウンティが書き下ろしたもの。前者は憂をたたえたバラード調、後者はドラマチックな雰囲気のナンバーで、いずれもデュプリーのヴォーカルと見事にマッチした好曲である。 4.「オール・ナイト・ロング」はアカペラ調のナンバーで、ただのバラード・シンガーではないヴォーカル力が発揮されている。5.「フリー・フォーリン」はデュプリーらしさがよく表れたナンバーで、こちらも筆者の好みだったりする。 アルバム後半では、8.「サタデイ・ナイト」と9.「かくせぬ想い(ミッシン・ユー)」が上記の5.と同じくデュプリー節の利いた好曲で、筆者的には好みである。アルバムを締めくくる10.「ロング・グッドバイ」はややベタな感じもしなくはないが、やはり彼らしい楽曲。総じて、いわゆるAOR(大人向けロック)という括りの中でかなり内容がよく、個人的にはおすすめの1枚だったりする。 [収録曲] 1. Street Corner Heroes 2. Desperation 3. Brooklyn Girls 4. All Night Long 5. Free Fallin' 6. I'll Be the Fool Again 7. Are You Ready for Love? 8. Saturday Night 9. Missin' You 10. The Long Goodbye 1981年リリース。 【輸入盤CD】【新品】Robbie Dupree / Street Corner Heroes (Bonus Tracks) (リマスター盤) 【K2018/4/27発売】(ロビー・デュプリー) 【中古】 僕だけの街角/ロビー・デュプリー 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年10月21日 06時59分42秒
コメント(0) | コメントを書く
[洋ロック・ポップス] カテゴリの最新記事
|
|