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2011年11月14日
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テーマ:ニュース(99588)
カテゴリ:社会問題
 国や東京電力が公表した福島第一原発事故の検証資料について、原発の建設に携わった元技術者が内容を批判していると、10月27日の東京新聞が報道している;


 東電福島原発事故で、元原発技術者らが26日、衆院第2議員会館での勉強会で原発事故の原因について発言した。地震による配管破損の可能性を指摘し、津波被害を強調する国や東電の報告書を批判した。 (中山洋子)

 国や東電による公開資料を分析し、事故原因を検証したのは、いずれも元原発エンジニアで、福島第一原発の設計にも携わったサイエンスライターの田中三彦、高専特任教授の渡辺敦雄、後藤政志の3氏。

 国も東電もこれまで公表した報告書などでは、事故原因を想定外の津波とし、地震については「安全上重要な設備は機能を保持できる状態だったと考えられる」としている。

 しかし、田中氏は非常時に原子炉を冷やす非常用復水器系が格納容器内の配管のどこかで破損した可能性を指摘。「格納容器の中がどうなってるかは今後も長く分からないまま。津波説も地震説も物証のなさでは等しいが、なぜか地震による配管破断の可能性が排除され、津波対策をすれば原発を運転できるかのように進もうとしている」と批判した。

 渡辺氏は「地震を想定していない米国製の原子炉だけに、配管破断と地震が同時に起こることを試算していない」と強調。

 配管が壊れた状況で余震が続くケースは「想定外」で、さらに圧力制御室内で水が揺れる力も加算されていないと指摘。福島第一原発の1~5号機で使われている「マークI」型の格納容器は配管が破損すると被害が拡大しやすく、国内には同タイプのものが他に10基ある点を懸念した。

 後藤氏は「福島第一原発の事故では五重の壁が破られ、放射性物質が外と直接つながっている。圧力容器は放射能を閉じ込める格納容器に入っており、安全なはずだった。もしもベントをしなければ過酷事故が防げないのなら、本質的には安全とはいえない。小手先の対策で安全は担保できない」と断じた。


2011年10月27日 東京新聞朝刊 11版 29ページ「想定外 多すぎる」から引用

 事故になった原発の格納容器は高濃度の放射能で汚染されているので、今後何百年間も人が立ち入ることができないから、もし仮に津波以前の地震で格納容器内の配管が破損して重篤な事故の原因となっていたとしても、電力会社は「地震による被害はゼロであって、津波さえなければ事故は起きなかった」と言い張ることが可能である。そういうごまかしを実際にやっているのが、東京電力と政府である。うそでも、そういうことにしておけば、「津波対策さえ万全なら、再稼動OK」と主張できるからである。しかし、それでは事故の再発を防ぐことは出来ない。我々は、正直な元技術者の声に耳を傾けるべきである。







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最終更新日  2011年11月15日 08時28分38秒


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