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2014年06月22日
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カテゴリ:政治問題
 元海軍兵士を祖父に持つ読者は、戦争の悲惨さと平和の大切さについて、5月28日の朝日新聞投書欄で次のように述べている;


 いつもどこか目が虚(うつ)ろで、無口で、人生を終えたような感じがする人だった。父方の祖父のことである。私が子どものころに亡くなったが、そのようすは今も覚えている。

 祖父は元海軍兵士で、はるか南太平洋のヤップ島で終戦を迎えた。多くの兵士が戦争で亡くなったが、祖父はたまたま生還することができたという。目の虚ろさが戦争の悲惨さを表しているように私には思えた。

 集団的自衛権の行使容認に安倍晋三首相が意欲を示し、与党協議が進んでいる。日本がまた武力を使うことになるのだろうか。私は祖父を思い出し、混乱し葛藤している。

 祖父はかつて軍港だった広島県呉市にもいた。今は「大和ミュージアム」(呉市海事歴史科学館)があり、私は前にここを訪れて祖父が体験した戦争のすさまじさ、悲しみを知った。人間が平和に生きるにあたって必要なものは何か、深く考えさせられた。

 二度と戦争が起こらないようにすることは大事だ。祖父の目を思い出すたびに、集団的自衛権は早急に決めるべき課題なのだろうかと考える。


2014年5月28日 朝日新聞朝刊 12版 14ページ「声-悲惨さ映す、祖父の虚ろな目」から引用

 この投書が訴えるように、二度と戦争が起こらないようにすることは大変大事です。そのために必要なのは相手国の武力を上回る武装をすることではありません。武力紛争に発展しそうな外交問題について、いち早く相手国とその問題について武力衝突を避ける約束をする、話し合いで解決することについて合意を得る、その上で誠意ある話し合いを始めるという段取りが必要になります。そのような外交が可能になる条件として、普段から信頼関係の構築が欠かせません。では、現在の安倍政権の姿勢はどうでしょうか。前の政権までは、中国や韓国と定期的に首脳会談を開いていたのに、現政権になってからは一度も開かれず、歴史認識を巡って対立する間柄になっていることは、わが国の国益を損ねる重大な問題です。アベノミクスなどというまやかしに誤魔化されることなく、私たちは国の進路を託すことができる政権であるかどうか、冷静に考えてみる必要があります。






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最終更新日  2014年06月22日 12時16分18秒
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