僕が僕らしくあるために

注目の都議会議員選挙の投開票が行われ、
民主党が事前の噂を上回る圧勝劇を見せました。

都心部、そして郊外地区、さらには多摩の山間部から
島嶼部までを含む都議会議員選挙は、日本全国の
縮図とされ、「首都」という地域的なものも
さることながら、国会に議席を持つ主要政党などが
国政選挙並の体制で臨むことからも毎回注目を集めます。

また、今回は言わずと知れた衆議院議員選挙の
「直前」という時期的なものも相まって、
通年以上の注目を集めたわけですが・・・
それにしても民主党の勝ちっぷりは
凄まじいものがありました。

それに、話しは少し逸れますが、同日に投開票が
行われた奈良市長選挙においても、国政にも出ていた
元職を破って、開票早々の段階で民主党系の候補者が
当確を決めていましたから、民主党への「風」は
「追い風」というような生易しいものではなく、
まさに「突風」といってもよいような状態で
全国を吹き抜けているように思えます。

今日（7月13日）の段階で、注目の衆院選は
8月30日投開票と決まったとのことですが、
まだ1ヵ月半もあるわけで、今後どのような
紆余曲折が起こるかはわかりませんが、
余程のことがない限り、民主党優勢の流れは
留まりそうにもありません。

ただ、都議会議員選挙の結果を見てみますと、
同じ与党でも自民党は惨敗を喫しましたが、
公明党は候補者全員の当選を決めていました。

ということは、公明党の強固な組織票は保たれて
いたものの、自民党の組織票は、全く有効に
機能しなかったことが想像されるわけで、
それがどのような意味を持つのかは、
今後詳細な分析を行う必要があるようにも思えます。

また、民主党と同じ野党側においても、
議席の内訳を見れば民主党の一人勝ちなわけで、
中選挙区制が敷かれているにも関わらず
このような結果になってしまったことは、
共産党や社民党にとっては、小選挙区で勝敗を競う
衆院選は、一層苦戦を強いられることも
予想されるような気がします。

前述しましたが、まだまだ何が起こるか分かりませんが、
とりあえずの「前哨戦」は、予想以上に
民主党が大勝した印象を、僕は持っています。