白糸の滝とDrops
書きたいことは山ほどあっても、言葉を重ねたくないような、そんな気がする、強烈な自然の力に魅了された1日を、デザインフェスタの翌日、富士山麓にある白糸の滝で、ブログ仲間と過ごしました。まるで雨風などない、穏やかな風景に見えますが、ずぶ濡れにならなければ、たどり着けない道のりを経て、ようやく撮った2枚です。「フラッシュを焚いたら面白いのが撮れるよ」という、ツアーリーダーさんの言葉に従って撮り始めると、あれあれ、ほんとうだ、雨だれショットか、たまゆらショットか、区別もつかない、愉快な写真がどんどん出てくるので、画素数の小さなメモ用デジカメにもかかわらず、夢中で撮影しまくっていました。ここにアップするのは、ほんの一部です。きっと、この絵を撮るために、大浴場をひっくり返したような大雨の中に潜り込んで行ったのでしょうね。訪れる前から、濡れることを知っていましたが、本人は好まずとも、無意識的に承知の上で、はるばると遠方から訪れたような気がします。心眼で見ると、龍くんが泳いでいるように、感じられたりして。そういえば、ここにアップした写真の雰囲気に似たものを、前に創っていましたね……。その名も「Drops」。ヤンチャリカも大好きな1枚です。「Drops」etching,i aquatint(「S」抜けてますけど)雨合羽のフードをかぶっていたのかしら、この子も……。なぁんて、自分たちの姿を思い出しながら、ほくそ笑んでしまいます(笑)。