読書の日々

​こんにちは♪

本日の一冊はこちら(*'▽')

初恋のお姉さんを今度養うことになりまして　【電子特典付き】【電子書籍】[ なめこ印 ] 楽天で購入

​　もはや狙っているとしか思えない表紙につられて購入(*'▽')
　こういったタイプの作品は最近逆のパターンの物は多かったのですが、本作では年下男子が年上のお姉さんをお世話をして甘やかすというタイトルまんまの作品。
　ヒロインである千鶴は恋愛感情というよりも、幼馴染の年下の男の子という、定番の感情しか今のどころ抱いていないので、そこまで甘々な悪品ではありませんが、甘やかすor甘やかされる作品が好きな方はドンピシャだと思います。


　表紙からわかる通り、だらしのないお姉さんの身の回りの世話をする作品になっていますが、千鶴自身、一応年上の威厳というものがあるのか、様々な要望（試験）を与えます。
　まぁ、しょうもない要望も多く、欲望に忠実なため頭から「さっさと陥落すればいいのに…」と思いながら読んでいました。

　話の展開的につつがなくお世話係に収まりましたが、腐っても初恋の相手ということもあり、こちらからは意識することが多く、思春期真っただ中の男子学生にはつらい部分もあると思います。


　そんなお世話をされっぱなしな千鶴もまた悩みを抱え、一種のスランプに陥っていますが、行動自体は起こそうとしているあたり、まだ救いがあるのかもしれません。

　取材という形にはなるかもしれませんが、実際に体験してみたり、見たりすることで、制作意欲が沸き上がる可能性に賭けて一歩一歩前進していく前向きな姿はいいなと思います。
　まぁ、そんな簡単に物事は進まないものなのですが、それでも一歩前進し、ラストでは、甘やかすだけでなく、時には鞭も振るうように？


　千鶴自身表紙のイラストからわかるように、ずぼらでおっちょこちょいなめんが見えますが、年上のそういう人ってなんか魅力を感じてしまう部分がありますよね。

　ギャップがあるキャラも好きなのですが、こういう見たまんまのキャラも結構グッとくるものがあります。
　自分に好意を向けてくれている主人公の想いにどのように動かされるのかはわかりませんが、最後の方には少しの嫉妬が見え隠れするシーンがありましたので、続巻が出れば、どんどんエスカレートしていくと思いますし、甘い作品になっていくと思います。

　2巻以降出るかわかりませんが、出るなら今後の千鶴の気持ちの変化に伴う、行動の変化が楽しみな作品です。