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テーマ:日常の雑談(2554)
カテゴリ:映画・ドラマ
何となく時代劇はバカにして見ることがありませんでした。
多くは単純だし、同じようなストーリーのものが多いという印象を持っていました。 食わず嫌いは良くないなと思い、私は時代劇をいろいろ見ていたことがあります。 時代劇は真剣にみると意外に楽しめます。 統一的な世界観のあるファンタジーとしてすごく面白いです。 最近は時代劇の再放送も少なくなりました。 スポンサーがつきにくいなど色々理由はあるそうです。 いまではローカルの局が細々と流すぐらいです。 時代劇を見る層が全然消費をしないと言う話も聞いたことがあります。 お金をもっている層だと思うのですが、不思議な現象です。 時代劇というのは異形のファンタジーです。 本当に特殊で、私たちが存在しているこの世界と一切の連続性がないように思えます。 具体的にどこが変なのかというと、強烈な力を持つ当時の最高権力者がその辺で飲んでたりします。 すごく高い身分の人なのに平民指向がすごく強い。 オーラがないのでしょうか。 その辺の人に紛れています。 吉宗評判記 暴れん坊将軍 第一部 傑作選 VOL.4 【DVD】 時代劇では毎週のように首謀者が死罪になる様な事件がおこります。 身分の相当に高い人が毎回事件を解決します。 身分の相当に高い人はさんざん暴れてから家(江戸城ほか)に帰ります。 そんなことをしても本業の生産性が上がるとは思えません。 暴れてすっきりしたいとかのケンカ屋的な心性なのでしょうか。 高い身分の人達ですがケンカはたいがいみんな強いです。 現実世界でのケンカと違うところは、主人公も敵も日本刀を抜いて振り回している所です。 現代日本ではあり得ない暴力です。 何人もの敵が日本刀をもって主人公に襲いかかって来るのがお約束です。 もちろんもの凄い強さで返り討ちにします。 片っ端から叩きのめすのです。 主人公と敵にはすがすがしいほどの実力差があります。 ものによっては主人公が峰打ちをしているものもあります。 しかし峰打ちにしては良い感じの効果音がついています。 峰打ちなのにああいう音が鳴るメカニズムにはちょっと興味ありますね。 なぜ時代劇を好んでみる層は暴力を見たいのでしょうか。 理由はわかりません。 ドラゴンボールでもバトルのない回がありますが、時代劇はそういうのが少ないです。 バトルからは一生卒業しないつもりなのでしょう。 老人達の心の闇が見える様な気がします。 バトルはスカッとするのかも知れませんが、子どもには見せにくいですね。 裁判官が暴れたりとか、倫理的にどうなんだろうと思うものもあります。 必殺仕事人とかいろいろな意味で大丈夫かなあと思ってしまう話もあります。 確かにスカッとするのでしょうが、ドラマのコンセプトがすごいです。 時代劇を見る層は明らかに仕事をするシーンを楽しんでいると思う。 毎回のように繰り広げられる日本刀での斬り合い。 私などはすぐおなかいっぱいになってしまいました。 しかし老人達はマラソンでもしているみたいに時代劇をずっと見ています。 永遠に満足することはないのでしょうか。 私は時代劇を見て色々考えました。 どの世代にも心の闇があり、人間は心の闇と共に生きていく。 卒業するのは難しい。 ほんと勉強になりました。 時代劇を見る層と暴力性みたいなものは切っても切れないものらしい。 私の見た限り平和な時代劇は極端に少ないです。 これほど憲法9条が似合わない人達はいないと思います。 時代劇は様式化されたファンタジーです。 統一感があります。 暴力が重要な要素になっています。 あまり興味を持ってみたことがない私には良い体験でした。 でもずっと連続で見たりはゴメン。 修羅の世界過ぎて私はもうおなかがいっぱいです。 【中古】杉良太郎の魅力 遠山の金さん~江戸の一ばん星~ [DVD] にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.09.16 00:30:00
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