のんびり夜時間を手に入れた男

こんばんは！



仕事の話。
早く帰るのはいいこと。
定時に帰ることはいいこと。
たしかにそうだ。

でも、
無意味に、不必要に、偏った解釈で、早く帰ることを美化しすぎることは違うと思う。
それはつまりこういうこと。
「早く帰るためなら仕事なんて適当に終わらせていいんだ。」
「一日中ダラダラ作業して、ぜーんぶ超中途半端だけど定時になったから上がっていい。」
「残って仕事するヤツは勝手に残ってればいい。」
「オレが残した仕事も、どうせ残業するヤツがいるんだから、そいつらに勝手にやらせればいい。」
「だって早く帰ること、定時に上がるのはいいことだ!！って、みんな言ってるもん！」みたいな。

いや、そうじゃなくね？と。
さも本質をついてるような誰かの言葉を覚えて、ラクなほうに流れたいだけじゃね？と。

聞いてて思うけど、こういう考え方って手段を目的化してるだけな気がするんだよね。
定時で帰ることはただの手段であって、
その目的は時間内に生産性を最大化することだと思うんだよな。

定時で帰るっていうことは、手段としては、たしかに理にかなってると思ってます。
締切が決まってたら、時間内に仕事を効率的に進捗させるにはどうしたらよいかを考えることができますからね。
タスク処理の優先順位は正しいか？
今やっていることで明らかな無駄はないか？
少ないコストでリターンを大きくするための仕組みは他にないか？
頭をたくさん使って問題解決のために考える思考力が育ちます。
問題解決こそがビジネスの本質だと思うので、これってすごく有意義な頭の使い方です。

ただの手段に過ぎないことを美化したところで、なんの意味もないと思ってます。
別に早く帰ることや残って仕事することを、
善だったり、悪だったりといちいち二極化する必要なんてないと思う。

問題なのは、何も考えずに誰かが言ってたからっていう理由だけで
「定時に帰るのは正しいんだ！」「残業は悪なんだ！」と思考停止して信じこんでしまうことな気がする。
こういう勘違いをしてしまうと、仕事も作業も何も実が入らずに、仕事の文句や人間関係の愚痴をくっちゃべり続けて定時がくることだけを心待ちにしてしまうような状態になりかねない。

片寄るな、美化しすぎるな。
手段を目的化するな。
定時を締切と日々認識して、決められた時間内で最高のパフォーマンスを発揮するんだ。