開幕が2日後に迫ってきましたので、お約束した通り開幕前最後の順位予想をしてみました。
1月末に予想した順位は次の様でした。
1位 ソフトバンク
2位 ロッテ
3位 オリックス
4位 西武
5位 日本ハム
6位 楽天
さあこの順位予想が、オープン戦を終えた後どう変わってきたのでしょうか?
昨季の最終順位の順番で進めていきます。
オリックス
1. 投手力 〇
1)先発〇
宮城と田嶋は順調だが、カスティ-ヨ、曽谷の調整遅れが目立つ。昨季開幕投手の山下は、直近の2軍戦で復調の気配あり。仕上がりは万全とはいいがたいが、控えの先発陣は他チ-ムより充実しているので、大きな影響はないかもしれない。
2)中継ぎ〇-△と抑え〇-△
中継ぎ陣は新加入マチャドが好調も、昨季大活躍した山崎颯に調整遅れがあるなど不安あり。抑えの平野も調整不足が気になるところ。ダブルストッパ-もありうるか。不安材料はあるが、マチャドや若手に代わりがいるのがオリックスの強み。
2. 攻撃力〇
しぶとい打撃は健在。得点力アップは新加入の西川の活躍にかかっているがその役目は十分果たせるだろう。むしろカギとなるのは杉本の出来か。
投手力に不安が出てきたので開幕直後は不安定かもしれないが、5月以降は本来の安定した投手力が期待できそう。最後まで優勝争いには絡むことは間違いない。
ソフトバンク
1. 投手力 〇
1)先発〇-△
有原、スチュワート、東浜、モイネロはオープン戦好調だったが、有原以外は昨季は先発で十分活躍したとはいえず、公式戦で1年通して同様なピッチングができるかどうか。和田は調整遅れが目立ちかなり出遅れる模様。
2)中継ぎ〇と抑え〇
抑えのオスナは好調、中継ぎ陣も甲斐野の穴を埋めている。
2. 攻撃力 ◎
山下とウォ―カ―の加入によって破壊力が増した打線は、オープン戦で18本塁打と両リ-グ断トツのトップ。攻撃力はパリ-グ随一。大きな穴は無いとみる。
不安な先発投手陣を強力な攻撃陣でカバ-する構図は昨季と変わらないが、攻撃陣が一層パワフルになったことから、総合力では他チ-ムより抜きんでているのは間違いない。
ロッテ
1. 投手力 〇
1)先発〇
小島、種市、佐々木、西野、メルセデスは合格。5本柱は健在も新加入の外国人投手の調整遅れが目立つ。
2)中継ぎ〇と抑え△
中継ぎ自陣は健在だが、セットアッパ-を予定していたコルデロが大不調で2軍行き。抑えの益田の調子が上がらず不安が残る。
2. 攻撃力 〇
ソトの加入で打線に厚みがでて長打力と得点力がアップするだろう。ポランコが昨年並みに本塁打を打てるかが順位を左右する。
現時点で昨季よりアップしたのはソトの加入による長打力だろう。各チ-ムともポランコ対策は出来ていると思うので、昨年並みの活躍は難しいかもしれない。
楽天
1. 投手力 〇-△
1)先発〇-△
早川、荘司、岸は順調だが、内とポンセは投げてみないとわからない状態。滝中と藤井は控えだが、彼らも好不調の波あり不安。
2)中継ぎ〇と抑え△
中継ぎ陣は新加入のターリ-に7回を任せ、8回の渡辺と合わせ中継ぎ陣は合格。但し抑えの則本は先頭打者を出すと不安定になる恐れあり、松井並みの安定感は期待できそうもない。少なくとも前半戦は抑え失敗のケ-スもあることは覚悟しておいたほうがいいだろう。
2. 攻撃力 〇-△
相変わらずの浅村頼みの長打力不足の打線。フランコはオ-プン戦ではまずまずの成績だったが、長打力と好調を維持できるかは何とも言えない。
攻撃陣の顔ぶれが変わらないのとチ-ム力の底上げができていないので、うまくいって昨季並みの攻撃力しか期待できそうもないが、オープン戦で好調だったこともあり、戦い方によっては実力以上の成績を上げることも期待できるかも。
繰り返しになるが、攻撃力の補強をしなかったこと、頼みの投手陣は配置換えで本来の実力が発揮できるかかなり不安あり。上位進出の唯一のシナリオは、各選手が自己ベストの成績を出して、チ-ム全体として戦っていくことだろう。
西武
1. 投手力◎-〇
1)先発◎
今井、隅田、平良、松本、竹内と超豪華でリーグ随一の先発陣は健在。高橋の故障の影響は少ないとみる。
2)中継ぎ〇と抑え〇-△
中継ぎは甲斐野の加入で厚み。抑えのアブレイユはオープン戦で好投しているが公式戦でも同様抑えられるか、シーズン通して活躍できるかにやや不安あり。
2. 攻撃力〇-△
新加入のアギラ-とコルデロは長打力はあるが、コンスタントに打てるかがポイントとなる。課題の長打力を新加入の外国人に依存しているのは不安材料。
投手力はリーグ一番なので、打撃が如何に投手を助けられるか、打線との兼ね合いで投打がかみ合えば上位進出も十分ある。とにかく鍵は長打力。
日本ハム
1. 投手力〇
1)先発〇-△
伊藤、加藤貴、山崎は合格も、上原、根本、バーヘイゲンは不調で自慢の投手陣に不安あり。新加入外国人のマーフィ-とザバラはオープン戦不調で開幕には間に合いそうも無いか。
2)中継ぎ〇と抑え〇
中継ぎ陣は好調だが駒が足りるか不安なところはあり。抑えの田中正は順調な仕上がり。
2. 攻撃力〇 松本、万波、マルティネスが引っ張る打線は破壊力はあるが、どこまで得点力がアップするかは、スティ-ブンソンとレイエスの活躍次第。特にオープン戦で不調だったレイエスが活躍しないと昨年並みの打線になってしまう。
オ-プン戦は前半戦は好調だったが、後半戦は勢いが落ちてきた。大型補強をした割には活躍する選手は限られている様子。
では最後にパリ-グ今季の順位予想です。
1位 ソフトバンク
2位 オリックス
3位 西武
4位 日本ハム
5位 ロッテ
6位 楽天
前回予想との違いは、2位であったロッテが5位に転落し楽天以外のチ-ムが一つずつ順位を上げたことです。
一番迷ったのが、2位と3位でした。投手力のいい西武が2位の可能性もあるのですが、やはり3連覇しているオリックスの底力を買いました。
結局、各スポ―ツ紙解説者の予想どうりの結果となってしまったのは残念です。
今季は楽天とロッテが、特に楽天の戦力が余りにも低すぎるのが楽天最下位予想の原因です。他チ-ム対比でアップする要素が殆ど無いのでは、致し方がないと思います。
ただ、逆に言えばチ-ム力が上手く回れば十分に上位も狙えると思います。最下位予想ということは、上に行く目しか残っていないのですから。
マスコミの最下位予想が多いことについての今江監督のコメントはこちら。
今江敏晃監督、下位予想が目立つ現状に「台風になって…」決意込める
こうなっては、昨季にお世話になった『今江マジック』に期待するしかありませんね
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