12/12ライブレポはまだ続く
The AcceleratorSのライブ、前回にも書いたように6曲中4曲が初披露。さらに最後のDAY TRIPPERはたまにしか演奏しないという、極めてチャレンジングなセットリストを組んだおかげで、けっこう危うい演奏だった。他のバンドが相当な手練ればかりなので余計にミスは目立ったろう。でも我々は我々のスタイルでブレないのが売りだ。よーし、もっと経験を積んでがんばるぞー!ということで、他の出演バンドがどんなグループだったのか、感想も含めてご紹介しておこう。1 SN&Yアコギ2名とパーカッション1名というアコースティックグループ。あのCSN&Yに引っかけているのかな。おちついた聴かせるステージだった。2 チンタオ3フロント3人が女性、1人は選任Vo、1人はVo&アコギ、1人はVo&サックス。この3人が花があってよい。そしてkey,トロンボーン,G,B,Drという8人編成の大所帯バンド。年齢も幅広く、どういう関係で集まったのか想像できないところが面白い。また演奏が素晴らしく、往年のR&Bナンバーを中心に披露。リーダーのkeyの方が「アクセラレイターズというモッズのバンドが今日出るようですが、私もモッズが好きで…」とお話されたのにはびっくり。もちろん後でご挨拶に伺いました。3 6955(ロックゴーゴー)布袋のカヴァー。いきなりヒュース&ケトナーのスタックがラックマウントのエフェクタとともに運び込まれビックリ。ものすごい機材だ。さらにドラムが小学生の少年で、上手なのにビックリ。そして小学生と布袋役の方の天高くそびえるリーゼントにビックリ。もうほとんど布袋に成りきりで、心の底から布袋が好きなんだなあと思わせてくれた。4 K4U80~90年代のちょい懐かしい女性ヴォーカル邦楽バンド系をカヴァーする4人組。このバンドも上手いですよ。そしてメンバーみな凄く濃い存在感を持っている。特にギターとベースのお二人。背も高いしフォーメーションを組んだアクションも相まって、お客さんは皆一緒にイエーイと叫んでしまう。ドラムはコメントをよくくださるスマイリーさん。この方は強烈に上手なドラマーさんです。5 JOKEメロディックなオリジナル歌物を演奏する6人組。女性のツインヴォーカルはその名もヘルメッターズ(by chikaさん)!名前が良い!妙な存在感もある!しかし残念なことに次が出番だったので、準備やら着替えやらでほとんど演奏を聴くことができなかったのだ。スミマセン…6 The AcceleratorS7 アゲインこのライブ主催の中心となっているゲンさんがVoを務める4人組。リードギターの方、とても上手いですよ。オリジナルのポップロックといったところか。ギターの方のプレイのせいか、ハードロックの臭いも感じさせる。8 ラスティノート何度か対バンさせていただいているが、どんどん実力を付けているように感じる。なにせライブの本数がハンパじゃない。とてもオヤジバンドのこなす本数とは思えない。思わず顔がにやけるオヤジなネタをストレートなハードロックにのせて聴かせる。Voのジャークチキンさんのパフォーマンスがまた暑苦しい!名曲メタボキングはもう見事というしかない。圧巻。9 P-HEADファンキーなハードロック。ベースがつねにチョッパー!ギターも超バカテク。これまた凄いバンドだ。レッチリいいね~!しかし凄いのはあの轟音の中で、全く埋もれることのないVo。強い喉を持っているグレートなヴォーカリストだと思う。DEEP PURPLEのスペーストラッキンが妙にファンキーになっているのが面白い。10 4989(四苦八苦)なんと60代のメンバー多数、まさに大御所的な貫禄十分だ。そしてプレイもまた素晴らしい。すごいバンドだ。リードギターのシバさんは私のご近所の先輩だ。シバさんの家には大きな池があって、私は子供の頃、祖母と一緒にパンの耳をもって、その池の鯉に餌をやるのが楽しみだった。そしてお祭りでもお世話になっているシバさん。ギターは檄ウマという噂は聞いていたが、実際耳にして、たぶん私が今まで見たアマチュアのギタリストでは、こんな上手い人は見たことがない。ヴァニラ・ファッジのキープ・ミー・ハンギン・オン、ジミヘンのリトル・ウィング、良かったなあ。11 ペパーミント55赤い揃いのスーツでアメリカン・オールディーズを演奏するバンド。我々がイギリス、彼らはアメリカ…。なんか妙に意識してしまう。しかしまあ、おもしろおかしいMCで調子よく喋りすぎてしまったせいか、最後には時間切れでゲンさんからストップサイン。途中終了を余儀なくされてしまった。12 Pink JamスマイリーさんのDrの他、B,Key,GがVoを兼ねる4人組。私が感じた雰囲気としてはアルフィーを思い出すのだが、影響されているのだろうか(全然間違っていたら御免なさい)。Gの方はメサブギーのコンボを使っていた。ブギーらしい太いハイゲインサウンドだ。音楽的には歌を大事にするバンドなのかなと感じたが、残念なことにその歌がほとんど聞こえなかった。音量のせいかもしれない。スマイリーさんのプレイを見てすごく感心したのは、必ず自分のスティックの先をしっかりと見て叩いているのだ。これがあの正確無比なドラムサウンドを構築している所以なのだろうか。ということで、またこんなに長くなってしまった。ああもう寝なければ。おやすみなさい。