映画「コンフィデンスマンJP英雄編」
地中海のマルタ島を舞台に腕を競うコンフィデンスマン3人組、ターゲットは引退したスペインマフィア(城田優)のお宝「踊るビーナス」、財産目当ての日本人妻(生田絵梨花)、3人を追う警視庁の刑事(松重豊)にインターポールの腕利き捜査官(瀬戸康史)、3人の詐欺の師匠3代目ツチノコ(角野卓造)と豪華ゲストが出てくるーー。あの手この手のだまし合い。以下ネタバレ注意。そしてこれがお約束通り、全部ウソ。登場人物のほとんどが詐欺師。テレビシリーズから見てきて映画も3作目。さすがに瀬戸康史の捜査官は4代目ツチノコを名乗る詐欺師であることは途中で気づいたが、松重豊の刑事まで全部ウソだった、それどころか3代目死んでなかった。全然見抜けなかった。大がかりすぎてびっくり。お見事でした。瀬戸康史は「仮面ライダーキバ」のころから見ているが、近年活躍が目覚ましい。山本美月と結婚してから上昇気流に乗ったか、深キョンと共演すると売れるジンクスがハマったか。いずれにしても今回のストーリーの中心として引き付けられた。亡くなった三浦春馬さん、竹内結子さんの2人も、話の中に出てきて作戦に協力したことになっている。2人は映画1作目のゲストで、3作目に出す必要はないが、作り手の思いを感じた。☆☆☆☆☆