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Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2018年02月25日
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カテゴリ:夢有無有
「霊魂論」神秘学2
 ルドルフ・シュタイナーには「四大主著」としての「自由の哲学・神智学・神秘学概論・いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか」があります。他にも「遺された黒板絵やルドルフ・シュタイナー100冊のノート」等々をも残しています。我々が彼の経歴から憶測して「四大主著」の一とりわけ「神秘学概論」を読めば形而上哲学や神的哲学を前提にして其れ等を読解しようとすると必ずしっぺ返しされることは必定です。其れ程に経歴に似ず著作の内容が一見、天変地異な程であることに驚かされるとしても左程に過言ではないでしょう。事程左様の事情からルドルフ・シュタイナーの著作は原理的な形而上哲学者や経験主義的哲学者や認識論者、将又、特に唯物論的立場からは狂人の戯言(たわごと)とされかねない程に若年期の物理科学や認識哲学からは異彩を帯びています。其れ程までに哲学及び信教からも思考の基底が異なった思考を不可思議にも持ち込んでいます。ところが豈図らんや、シュタイナーは、ヨーロッパの「秘教伝統」のなかではとりわけ重要な人物とみなされています。ドイツ観念論とロマン派の影響下で自らの思想を形成し、ドイツ近代哲学の認識論の系譜を引くものの、ドイツ神秘主義の影響も受けたことはもとより、ヨーロッパ中世・ルネサンスから続く「魔術」の水脈を受け継いでいるふしもあります。ゲーテの自然科学論の影響下でシュタイナーが展開したのは、当時さまざまに模索されていた総合知のひとつの思考論であり、その背景には新プラトン主義、ドイツ神秘主義、ヨーロッパの古典的な自然科学があったであろうことが推測されます。シュタイナーは宇宙の精神と結び共通した人間の内なる霊性についての認識の基礎づけを図り、唯物的な経験主義や認識論からも、近代社会の諸問題の克服に向けた調和への道筋を探るのです。シュタイナーはカントの実生活(Real life of Kant)の一貫性のある完璧に整えられた生活スタイルを提唱しており、オーラの色から台所の棚の色までこまごまと生活の指導を行い、追随者たちに精神生活から食事までに影響を与えています。



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最終更新日  2018年02月25日 06時35分30秒
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