子供の電子辞書使用は反対!
前日終わらなかった国語の問題作成が無事完成!早速、各家庭に他の科目もあわせて期末テスト対策問題を送る。家庭用FAXに1回に30枚ほど送っても大丈夫かな?と少し心配。こちら側ではエラーはおきていないので、なんとかなっているのではと思う。その後はひさびさに実家に帰る。テーブルの上に見慣れない電子辞書を発見。あれ?生徒がよく持っている電子辞書とは違うなぁ。すると父が誇らしげに「ジャパネットたかだで買った電子辞書だ。すごいいっぱい入っているんだぞ」と自慢する。中を見ると、確かに一般的なもの以外にも医学用語辞典まで入っているし、7ヶ国語の辞典もついている。確かに便利かもね、大人には。最近の生徒さんはほぼ全員、英語の電子辞書を持っている。どうやら入学祝いとかでもらうらしい(これが大学生になると入学祝いはパソコンとなる)。ただし当社では、生徒が電子辞書を使用するのは禁止にしている。講師にも生徒が使用していたらやめさせるように言っている。というのも、電子辞書を使うことによる弊害が大きすぎるからだ。最近の生徒さんは国語力がかなり弱い。なので、単語の中にある色々な意味から、その文章にあう意味を選択できない。また、表示画面の中に表示されたものしか認識しない(カーソルで下を押すと出てくるのだが、めんどくさがってそれはしないようだ)。「この単語の意味を調べましょう」と言うと、電子辞書を使用する生徒さんは、電子辞書で出てきた一番上の単語の意味をぱっぱと書いて「出来ました~!」と言ってくる。全く本文の意味が合わないのに、「こういった訳仕方があるんだと思いました」としか感じないらしい。下手をすると、その文章に適さない意味をそのまま覚えてしまい、覚えたことがテストで全く役立たないことになってしまう(haveとかgetとか危険単語)。普通の辞書が使える上で電子辞書を使えるのなら問題はないのだが、学校でも最近は辞書の使い方を教えないから今の生徒さんには電子辞書は厳しいと思う。成績のトップの生徒さんは、絶対にこういったものは使用していない。まずは、普通の辞書を使いこなせるようになってから、電子辞書を使うようにするべき。「便利だろうからって簡単にそういったものをわたしてはいけないのね~。」と母は感想を言っていた。そうそう何事も順番があるからね。