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カテゴリ:お出かけ
ちばてつや氏の漫画には名作が多くありますが、私にとっては何といっても「あしたのジョー」・・・ここで書くのは初めてですが、私は「ベルサイユのばら」「オルフェウスの窓」と同様に、いや、もしかしたらそれ以上に「あしたのジョー」をこよなく愛しているのです。 子供の頃から父や兄の影響でボクシングの試合のテレビ中継は欠かさず見ておりまして、「ロッキー」はもちろん映画館で鑑賞、父が購入したテーマ曲のレコードもよく聴いていました。でも最も熱中したのはこの「あしたのジョー」です。最近は読んでいませんでしたが、実家にある表装がしっかりした「愛蔵版」全巻、もう何百回読んだかわかりません。おそらく小学校高学年くらいの時から内容を少しずつ理解して読むことができるようになり、成長し大人になるにつれてますますおもしろく読めるようになったように思います。 美術館に入ってジョーのポスターや原画を見るやいなや、その場面や台詞はもちろん、そこに描かれた人々の生き様までが頭に思い浮かんできました。 主人公のジョーはもちろん、彼をとりまく人々誰もが(ちなみに私はゴロマキ権藤がお気に入り)たとえそれが敵役であっても愛情を持って丁寧に描かれ、それぞれのドラマが伝わってきて、本当に心打たれるものがありました。 これは高森朝雄氏(私には「梶原一騎」の方がピッタリくるのですが)の原作と、ちばてつや氏の画の見事な融合の賜物でしょう。 リングの中で真っ赤に燃え上がり、真っ白な灰になったジョー。ちばてつや氏も同じ思いでこの漫画を描いてきた、とのコメントがありました。 私の永遠のヒーローです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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