カテゴリ:セミナーのネタなど
スーパーホテル 強さの秘密は「見える差別化、見えない効率化」
■事業構想オンラインの記事です。山田英夫教授のビジネスモデル分析です。 この方の分析は好きです^^ ■主にスーパーホテルのビジネスモデルを分析されています。 スーパーホテルが、なぜ低価格でいながら高い顧客満足度を実現しているのか? 要するに、ある顧客層が必要とする機能に絞って充実させているからです。 スーパーホテルは、「ビジネスホテル滞在中は、ほとんどの時間は寝ている」ということから、安眠にはかなりの投資を行う反面、不必要なサービスは徹底的に削ぎ落とした。ベッドはゆったりした幅広サイズ、ドアを重厚にして室内は図書館並の静寂さを確保。寝心地に直接関係する枕は、客が自由に選べるようにした。さらにフロントから自室に向かうに連れて、照明の照度を落とし、眠りに誘導する。 一方で、安眠と無関係なものは大胆にカットした。携帯電話が普及する中で、室内の電話は撤去し、冷蔵庫も中は空に。ベッドの脚も、清掃コストがかかるのでカットとした(お陰で天井までの距離が長くなり、広く感じられる)。 宿泊費は自販機での前払いであり、付加サービスの撤廃によって、精算が不要となり、チェックアウト自体を無くした。鍵を返すだけのチェックアウトであれば、鍵も無くせば良いわけで、宿泊費のレシートに打ち出される暗証番号キーとした。 チェックアウトがなくなり、出発時に待たされることがなくなり、宿泊客はギリギリまで寝られるようになった。また、フロントの人員削減にもつながった。こうしたトータルのコストダウンにより、宿泊料金は廉価に設定された。 ■山田教授はこれを「モノの資源配分を変えて差別化」と呼んでいます。 「ビジネスホテル滞在中は、ほとんどの時間は寝ている」顧客層に対するサービスを先鋭化し、その他のサービスは大胆にカットしたわけです。 資源の配分こそが本来の意味での戦略です。 ■さらに戦略を洗練させるためには、「見える差別化、見えない効率化」をしていくことになります。 その作業が戦術施策として具体化されていくわけですね。 ■なんとも分かりやすい戦略のフレームワークでしょうか。 山田先生、ありがとうございます。 (写真は本文とは関係ありませんので) 【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ] ■株式会社クリエート・バリュー ★メルマガ:営業は「売り子」じゃない! ★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」 ★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 4, 2016 11:59:19 PM
コメント(0) | コメントを書く
[セミナーのネタなど] カテゴリの最新記事
|
|