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テーマ:映画館で観た映画(8403)
カテゴリ:洋画(た行)
脚本・監督・製作: ダヴィデ・フェラーリオ 出演: ジョルジョ・パゾッティ、フランチェスカ・イナウディ、 ファビオ・トロイアーノ 鑑賞劇場: Bunkamura ル・シネマ 公式サイトはこちら。 <Story> トリノのシネマ・ミュージアムで夜警をしている マルティーノ(ジョルジョ・パゾッティ)は、 夜警の最中に、ミュージアム内のおびただしい映画を鑑賞し、 その中の世界に憧れる、無口な青年。 彼は、夜警の前に必ず立ち寄るファストフード店に勤める、 アマンダ(フランチェスカ・イナウディ)に、 密かに好意を持っている。 そのアマンダは、毎日がうまくいかず、 恋人で、クルマ泥棒グループのボスをしているアンジェロ(ファビオ・トロイアーノ)が、 しっかりと自分の方を向かず、 ちょこちょこ浮気なんかしているのが、 面白くない。 ある日、ファストフード店のオーナーとケンカしたアマンダは、 フライドポテトの熱い揚げ油を、 オーナーの股間にかけ(!!!)、 そのまま逃走する。 警察の追跡を逃れてミュージアムに入り込んだ彼女は、 なじみ客のマルティーノに会い、 かくまってくれるように頼む。 プレイボーイのアンジェロと違い、 無口なマルティーノに面食らうアマンダだが、 その優しさに触れ、 次第にマルティーノにも惹かれていく。 <感想> いかにもイタリアらしいというか・・・ 奔放なアンジェロ、 ストレートに自分を表現するアマンダ、 そしてシャイなマルティーノ。 3人3様の恋の捉え方が、 若いなあ!?と思いました^^ 全く正反対のアンジェロとマルティーノ、 相手にない部分に惹かれるアマンダ。 「じゃあ、決めないわ」 って言うしかない!? 1人になんか、決められないよね。 アマンダがマルティーノに惹かれたことで、 初めて自分の、アマンダへの想いに気づくアンジェロ。 その名の通り、「天使」のような心が現れたときに迎える、 思いも寄らない結末・・・。 「フィルムは終わっても映画は続く」、 というメッセージを、 往年の名画と物語をリンクさせて送り続けている。 トリノの街並みが、3人の危うくてドライな関係を語るにふさわしい。 夜のライトに照らされて、 方向が定まらない恋の行方も、 はぐらかしてしまいたくなりそう。 ******************** 今日の評価:★★★ (ナレーションが少々説明しすぎかなという気もした。 観終わった後に、じわじわと、 良さがわかってくる映画だと思いました。 往年の映画がお好きな方、 『ニュー・シネマ・パラダイス』ファンの方は、 十分楽しめる作品だと思います。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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