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テーマ:試写会で観た映画の感想(678)
カテゴリ:邦画(あ行)
監督 : 冨樫森 原作 : ジャネット・リー・ケアリー 出演 : 竹野内豊 、 水野美紀 、 広田亮平 、 吉田里琴 、 小池栄子 、 中嶋朋子 、 品川祐 、 小日向文世 試写会場 : 中野サンプラザ 公式サイトはこちら。 <STORY> 娘を交通事故で亡くし、自責の念に苛まれる父、雅仁(竹野内豊)。 一人奇跡的に助かった兄、英治(広田亮平)。 幸せな4人家族に突然ふりかかった不幸を乗り越えようと、懸命に生きる姿を描く感動のドラマ。 あの空をおぼえてる - goo 映画 <感想> また試写会が当選したので行って来ました。 これはwebからですね。ハガキ応募よりもwebの方が当選確率高いみたいです。 サンプラザでの試写会は初めてなので少し早めに行きました。 まだまだいいか・・・ と思い、すぐ前にあるスタバで派遣会社の人と電話などしていて、 外を見ると長蛇の列! あわてて並びました。 よーくみると、ロビーの中にも既に人が大勢並んでました。さすが。 こういう風に並んで試写会って久しぶりです。 正直、この手の涙モノって、自分ではあんまり観ないかな・・・ というジャンルなのです。 予告で話の雰囲気がわかってしまうと何となく痛々しくて。 原作はジャネット・リー・ケアリー。 交通事故で子どもを亡くすという設定なので、残されたものの悲しみに焦点が当てて描かれるのは当然なんですが、 ショックが大きく、自分を責める気持ちが多いとはいえ、 生き残った家族に対してあまりにも冷たいんじゃない? と言いたくなる父親・雅仁の態度でした。 それではあまりにもお兄ちゃんが気の毒というもの・・・。 映画では、この長男・英治の視点から多くのシーンが生まれています。そういう意味でこの映画の主役は英治ですね。 自分ひとり生き残ってしまった。 言うこと聞かないで憎たらしいときもあった妹だけど、もう逢えないとなると、いたるところに妹の思い出がありすぎることに気がつく家族。 傷を癒せないやるせなさは伝わってきます。 父親がつぶやいたたった一言が、英治を苦しめていたわけで、そういう意味では家族を思いやれなかった父親の責任は大きかったです。 最後には心が通じたからよかったものの。。。
回想シーンの入れ方や戻り方なのですが、何もここで入れなくてもいいんじゃない? という感じでバラバラなんですね。 もうちょっと流れを作って見せたほうが、家族の気持ちがわかりやすかったんじゃないでしょうか。 亡くなってしまう絵里奈ちゃんのキャラなんですけど、兄と妹というよりももっと大人びた感じの設定なので、それがかなり不自然に見えてしまった。作りこみすぎちゃった感があります。 オルフェウスとエウリュディケに例えて、最愛の家族を亡くした悲しみを描いているのはわかるのですが、 彼女のポージングが子どもらしさに欠けてしまっていたのが残念です。 そしてお久しぶりに中嶋朋子さんを見ましたが、あれだけなの?? もうちょっと見たかったな~。 どうにか感情移入できたのはラストですね。 それぞれの想いをこめた風船を飛ばして初めて、絵里奈とお別れができた、ありがとうと心から言えたんだなと、救われた思いがしました。
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