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テーマ:映画館で観た映画(8464)
カテゴリ:洋画(は行)
原題:Hands Up / Les Mains en L'Air 監督/脚本:ロマン・グーピル 出演:ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ リンダ・ドゥデヴァ ジュール・リトマニック ルナ・クラニ イポリット・ジラルド ロマン・グーピル マリカ・ドゥデヴァ シシ・デュパルク 第23回東京国際映画祭『ハンズ・アップ!』ページはこちら。 <Story> 2009年、ミラナは60年前に彼女に起こった出来事を、私たちに教えてくれる…。 チェチェン共和国出身でパリ在住の小学生ミラナは、強制送還の恐怖に怯えていた。 彼女の友人たちは、みんなが一緒にいられるよう、できることはすべてしようと誓う。 (TIFF公式サイトより) <感想> これまた私が好きな、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ主演と来れば、絶対に外せないのです(笑) 彼女が出てくると絶対にただじゃ済まない展開になるというのがもう好き。 あっけらかんとした感じで、それでいてすごくセクシーなところも好き(笑) これもやっぱりそうでした。 2069年に生きるミラナが、60年前を回想して語るという設定になっていましたけど、 これ必ずしも回想の形でなくともよかったようにも感じます。 ストーリー自体がもう十分に魅力的ですのでね。 お話のベースとなっているのは、フランスの移民問題です。 実際にそれは大人たちの世界だけではなく、子どもたちにも影響を及ぼしているということです。 学校でのクラスメートにも移民の子がいるわけですし、交流は大人よりも子どもの方が親しくなる場合もありそうだし、 そう考えると子どもたちが身近に感じる目線の方が、大人たちの偏見よりも、ずっと正しいのかもしれません。 「仲間を絶対に守るんだ」という動機が、子どもたちの発想の豊かさを生んでいきます。 最初は好奇心半分、遊び半分だった計画も、 大人の世界では遊びでは済まされなく。 本気で子どもたちを心配し、思いやる温度も違ってきます。 子ども同士では仲が良くても、親同士だと様々な思惑や偏見があって、そうはできなかったり。 その中で、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキの母親像が新鮮でした。 彼女は徹底して子どもたちの見方をしていきます。 また、何があっても子どもを守りたいという絶対的な母目線も持ち合わせている。 そしてユーモラスな中にも、さりげなくセクシーな仕草なんかがやっぱり面白い。 この人しかできない母親像です。 こんな人が母親だったらさぞかし子どもは楽しいだろうなと思わせる感じですね。 今日の評価 : ★★★★ 4/5点 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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本当に観た映画全作の記事をあげられていてすばらしいー。
日本のお母さんたちだと、世間体とかを気にしたりしてしまいそうですが、テデスキママは子どもたちの思いを尊重してくれてグッときましたー。 無邪気な子どもが実はちゃっかり打算的だったり、そんな描写も味わいを増していた、ステキな映画でありましたー (2010.11.12 08:41:20)
こんにちは~
勢いで全部書いちゃいました(汗) 結構時間かかった。。。 あほでしょ。w テデスキは私も好き。 何かやってくれちゃうんじゃないかっていうのがいつも大当たりなんだもん(笑) 確かにあのママ像いだと、父母会とか父兄の中で浮いてしまうお母さんかもしれないけど、 みんながみんな、周りを気にしている中、カッコいいお母さんだったと思います。 (2010.11.13 09:26:23) |