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rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) みえこ55さん こちらこそレス遅くなりす…
2010.10.30
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カテゴリ:洋画(わ行)

原題:Never Let Me Go

監督:マーク・ロマネク

原作/製作総指揮:カズオ・イシグロ

出演:キャリー・マリガン アンドリュー・ガーフィールド キーラ・ナイトレイ シャーロット・ランプリング


映画『わたしを離さないで』 公式サイトはこちら。 (2011年春 日本公開)

第23回東京国際映画祭『わたしを離さないで』ページはこちら。



<Story>


キャシー(キャリー・マリガン)、ルース(キーラ・ナイトレイ)、トミー(アンドリュー・ガーフィールド)の3人は、小さい頃からずっと一緒だった。
田園地帯にひっそりと佇む寄宿学校ヘールシャムで絵や詩の創作に励んだ日々。
しかし外界から完全に隔絶されたこの施設には幾つもの謎があり、キャシーたちは普通の人たちとは違う〈特別な存在〉としてこの世に生を受けたのだった。

18歳の時にヘールシャムを出た3人は、農場のコテージで共同生活を始める。
恋人同士となったルースとトミーを、複雑な思いで見つめるキャシー。
コテージを巣立って離ればなれになった彼女たちは、それぞれに定められた過酷な運命をまっとうしようと懸命に生きていく。
やがて訪れた再会の時、かけがえのない絆を確かめ合った3人に残された時間はあまりにも短かった……。
(TIFF公式サイトより)




<感想>

コンペ部門で一足遅く上映が発表になった本作。
キャリー・マリガン、キーラ・ナイトレイだってー!
しかもカズオ・イシグロ原作。
この布陣ですので、観ない訳にはいきません。
なのでキッチリ押さえたく、これはプレリザーブかけました。
今回のプレは4本かけて1勝3敗(OP/CSは全敗)、その貴重な1勝がこれでした。







あらかじめ原作を読んでおきました。
結構長い。









正直、何の前情報もなくこの映画を鑑賞する方にとっては、
いきなりこの世界を目の前に提示された場合、全く受け付けないというケースは
ありそうです。
もしも受け付けられなかった場合、この映画そのものをそれ以上鑑賞し続ける意欲がなくなる可能性があることを書いておきます。
そのくらい、この原作のワールドは奇怪と言ってもいいでしょう。
もしもこの状況が一般的であったならば、世界的に物議を醸し出す・・・ というか、
非難されるべきでしょうけど、それが何の問題もないように描かれていること自体が
問題かもしれません。


・・・と、訳が分からない言葉でしか書けないというか、
本作、ネタばれは厳禁ですよね。
動画はあるんですが、日本語訳がついているものはほとんどネタばれしてますので、
英語版を。









設定の異常さにも関わらず、物語は淡々と、むしろファンタジックにすら思えるテイストで
進んでいきます。
キーラ主演の文芸映画のようです。
そして、この状況に反発することも、抗議することもなく、
自分の置かれた状況を受け入れていく人々。
どうして? と言いたくても、ヘールシャム時代からの一種の習慣として植えつけられている彼らにとっては、
それが自然なんですね。
悲しいことですが。


むしろ、この状況は問題ではなく、
その中で彼らがどう生きたか、どんな風に心境を語るのか。
そのことの方が重要なんだと感じました。
「魂はどんなものなのか」ということよりも、
「果たしてそこに魂はあったのか」としか評価されない彼らにとっては、
最後の拠り所となるものが、「わたしを離さないで」ということだったのではないでしょうか。


冒頭の説明文、ルーシーが生徒に説明する場面、最後のキャシーの独白などは、
この映画をわかりやすくする手引きとなっています。
全体として原作に忠実で、カズオ・イシグロの世界を十分に表現しています。
キャストもよかった。
キャリー・マリガンの抑えた演技。 彼女の子役が恐ろしく似ているのには驚きます。
キーラ演じるルースは、原作ではもっと嫌味な感じに思えたので、もう少し意地悪でも
よかったかも。
アンドリュー・ガーフィールドは、私の描いていたトミーのイメージとはちょっと違ったけど、
このトミーもまたよかったです。 
弱々しく微笑むところなどは、ちょっと哀しいくらい。





今日の評価 : ★★★★★ 5/5点




   











Last updated  2011.03.29 21:21:35
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Re:【TIFF 2010】『わたしを離さないで』 (2010) / イギリス・アメリカ(10/30)   マダム・ゴージャス さん
ウワッ見たい。と、思いましたが、公開は少し先なのですね。
速攻で原作を注文しました。
カズオ・イシグロ さん、全然知りません。すごい人みたいですね。面白そう。。
本の到着が楽しみです。 (2010.11.07 11:32:42)

マダム・ゴージャスさん    rose_chocolat さん
こんにちは~

原作感想お待ちしてます。
そして、映画もぜひ。
本作、きっとマダムさまもいろいろお感じになるところがあると思いますよ~。
(2010.11.07 11:56:10)

原作   ともや さん
こんばんは、rose_chocolatさん♪
これは日本で公開する前に原作を読んで、もう一回ちゃんと観てみたい作品です♪
あら、原作結構長いんですね。
ともやは小説を電車移動の間にしか読まないんで、1冊読み終わるのにすごい時間かかるんですよねww。

え~、原作のルースはもっと嫌な子なの?(笑)

世界設定自体は、SF映画では本当にありふれているんだけど、こういう設定でこんな物語にするとは…。
面白いですよね~。 (2010.11.07 20:38:51)

ともやさん   rose_chocolat さん
こんばんは~

これ、ほんと、原作読んでみてね。
映画じゃ分からない部分がいっぱいわかると思うよ。

ルースはもっとヤなやつでした~。 
私は友達にはなりたくないよ(笑)

これってSFカテなの?
そうかもしれないけど、あまりにも現実に起こりそうでね・・・。
笑えなかったな。
(2010.11.09 18:36:05)

これはおススメ。   えい3 さん
これほど、書きにくい映画もないですよね。
おっしゃるとおり、
最初は「文芸映画」のつもりで観ていました。
主題歌もとても効果的でしたね。 (2011.02.02 23:22:14)

えい3さん   rose_chocolat さん
こんにちは~

>これほど、書きにくい映画もないですよね。

ネタばれ厳禁! (笑)

>おっしゃるとおり、
>最初は「文芸映画」のつもりで観ていました。
>主題歌もとても効果的でしたね。
-----
とてもいい雰囲気で描かれていたように思いました。
あの曲も印象的です。
(2011.02.05 17:18:24)

こんにちは   dai さん
この設定を受け付けない人はいるでしょうね。
ただ雰囲気を含めておっしゃる通り文芸映画の
ような感じが漂っているため非常に興味深く観れました。 (2011.02.26 11:57:20)

daiさん    rose_chocolat さん
こんにちは~

こういうタッチで描く作品というのが好きなんですよね。
公開されたらもう1回観に行ってみたいです。
(2011.02.27 14:58:27)

こういう映画は好きです   ituka さん
普通にジャンル分けしようと思ったら何処に入るのかな。
予告編でも、そこに一切触れてないところが凄いです。
予告映像を担当したスタッフも良く判ってるという感じですね^^

物議を醸し出すような内容でしたが、もしかしたら数十年後には
彼らの立場も、もっと改善されるような気がしてならないです。
これは記憶に残る映画を観たなと満足しましたよ^^ (2011.03.27 09:39:46)

基本的に   KLY さん
国が推進していることを示唆する映像が入っていたり、看護婦のおばちゃんはじめ、周囲は当たり前のようにこの事態を受け止めてましたんで、そういう世界観なんだろうなとは思っていましたが、roseさんのおかげでそれが確定しました。(笑)活字で読むのと観るのとではまた受ける印象が違うような気がします。

それにしても子役の子達、特にイゾベル・ミークル=スモールちゃんはキャリーソックリでしたねぇ。実際の写真をみたらやっぱり似てたwキーラとキャリーが同い年ってのもちょっと意外だったです。キーラの学生姿はちょっと……だったので。(笑)
(2011.03.27 10:54:29)

原作^^   latifa さん
roseさん、こんにちは!
おお~roseさんは原作も読まれ、映画もだいぶ前にご覧になられていたのですね~。
こちらで数人の方々とのコメントのやりとりを読ませて頂いたら、原作も興味が沸いて来ちゃった・・・。
ルースがあんまり良い子じゃなさそうなのね?

風景とか静かな雰囲気は好みだったんだけど、しょうがないんだけど、「諦め」が前提に来てるのが、哀しいというか、虚しいというか・・・そんな映画でした。 (2011.03.27 14:36:11)

itukaさん   rose_chocolat さん
こんばんは~

>普通にジャンル分けしようと思ったら何処に入るのかな。

SFだそうです。

>予告編でも、そこに一切触れてないところが凄いです。
>予告映像を担当したスタッフも良く判ってるという感じですね^^

そうそう。 それだけ原作を大切にした訳ですよね。

>物議を醸し出すような内容でしたが、もしかしたら数十年後には
>彼らの立場も、もっと改善されるような気がしてならないです。
>これは記憶に残る映画を観たなと満足しましたよ^^
-----
なんだかすごくこの設定、笑えない気がして。
これに近いことがもしかしたら世界のどこかでも怒っているかもしれないでしょ。 というのは考えすぎかもしれないけど。

この不条理から逃げないという彼らの信念、
どこか今の日本の状況にも似ているような気がしてしまいました。
(2011.03.28 21:02:11)

KLYさん    rose_chocolat さん
こんばんは~

>そういう世界観なんだろうなとは思っていましたが

はいそうです。 その世界観に背いた時に、どんなことが起きるのかは書かれてなかったけどね。
書かれちゃたらそれこそこれはホラーでしょう。

>活字で読むのと観るのとではまた受ける印象が違う

活字はあくまでも淡々としてましたね。 そこは映画と共通していました。

>それにしても子役の子達、特にイゾベル・ミークル=スモールちゃんはキャリーソックリでしたねぇ。

よく探してきましたね。 敢えて似た子役を探したそうです。

>キーラの学生姿はちょっと……だったので。(笑)
-----
あれだけ見た目と年齢の雰囲気が違うとちょっと違和感ありでしたけどね。

キーラはもっと原作ではいや~な感じなんですよね。
そこをもっと出してもよかったかも。
(2011.03.28 21:08:57)

latifaさん   rose_chocolat さん
こんばんは~

>おお~roseさんは原作も読まれ、映画もだいぶ前にご覧になられていたのですね~。

これはもう昨年のTIFFでかかるとわかった瞬間に、鑑賞必須と(笑) 
万難を排してチケット取りました!

>こちらで数人の方々とのコメントのやりとりを読ませて頂いたら、原作も興味が沸いて来ちゃった・・・。
>ルースがあんまり良い子じゃなさそうなのね?

まあ、お好きでない方には敢えておすすめはしませんが、もしもご興味がありましたら。
カズオ・イシグロって全てこんな感じの作風ではないですのでね。
イギリス在住ながらも「和」の観念というか、日本的な解釈を求められる作品が多いです。

>風景とか静かな雰囲気は好みだったんだけど、しょうがないんだけど、「諦め」が前提に来てるのが、哀しいというか、虚しいというか
-----
うん、そうでしたね。

でもねー、何と言うか、これと設定は違えど、似たような感情を持ちながら生活していることって、あるかもなあなんて考えたりもしましたね。
(2011.03.28 21:12:42)

よく出来てました。   kino さん
これは、奇妙な感覚が大事ですね。
既存の映画があるので、SF的に観る方も多いだろうな、と思ってました。秘密を煽るような日本の宣伝も、問題ありですね。
感情を押さえ、現実をうけとめる主人公の態度を、
日本人ならわかってあげたい作品ですね。

>その中で彼らがどう生きたか、どんな風に心境を語るのか。
>そのことの方が重要なんだと感じました。
幼き頃から積み上げてきた感情は、まぎれもなく、彼女達自身から生み出されたもので、それを大切に思ってるんでしょうね。肉体の死とは違う次元を主人公は語ってるような気がします。 (2011.03.29 10:56:22)

kinoさん   rose_chocolat さん
こんばんは~

>よく出来てました。

ですね。 作品のタッチもペールトーンで、ストーリーにもぴったりです。

>これは、奇妙な感覚が大事ですね。
>感情を押さえ、現実をうけとめる主人公の態度を、
>日本人ならわかってあげたい作品ですね。

ある意味「現実の不条理さに耐えている」訳ですよね。
このあたり、日本人にもうなずけるものがあったと思っています。

>幼き頃から積み上げてきた感情は、まぎれもなく、彼女達自身から生み出されたもので、それを大切に思ってるんでしょうね。肉体の死とは違う次元を主人公は語ってるような気がします。
-----
自分たちに待ち受けているものが一体何なのか、まざまざと見せつけられているにも関わらず、
そこから逃げない選択をする彼らの中には、
幼い頃から沁み込んでしまった思考があるのかもしれません。
あるいは観念とでも言うべきか。
架空とわかっているのですが、悲しいものもありました。
(2011.03.29 21:26:57)

ご迷惑をおかけしてます   悠雅 さん
いつまでもTBが受信できなくて申し訳ありません。
何がどうしたら元通りになるのか。。。

さて、この作品ですが。
設定は相当変わってるんですが、それはあくまでも主題を生かすために極端なものにしただけで、
少し見方を変えれば、普遍的なテーマのお話なんですよね。
突き詰めれば、逃れられない運命の中で限られた日々をどう生きるのか、ですから、
とっても自由に見える我々の現在の人生とも通じるわけですものね。

それにしても、一人称で書かれた如何にも小説だからこその文字媒体の作品を、
映像や音楽で巧く表現されましたね。
キャスティングも演技も言うことなしでした。 (2011.04.01 16:58:19)

悠雅さん   rose_chocolat さん
こんにちは~

>いつまでもTBが受信できなくて申し訳ありません。
>何がどうしたら元通りになるのか。。。

悠雅さまのせいではないので謝らないで下さいませね!
なんか、他のLivedoorのブロガーさんも、TBはおかしくなっちゃってるそうです。
他のLivedoorさんのところにも、こちらからは入らないんです。 入るのは唯一AKIRAさんのところだけなの~
お問い合わせしているのですが、全然お返事無しなのです。。。

>設定は相当変わってるんですが、それはあくまでも主題を生かすために極端なものにしただけで、
>少し見方を変えれば、普遍的なテーマのお話なんですよね。

そうだと思いました。
おそらくですが、テーマが先にあり、それを極限まで突き詰めるためにどんな設定にしよう? と考えて、これが出てきたような感じじゃないですか?
それにしてもうまいです。

>突き詰めれば、逃れられない運命の中で限られた日々をどう生きるのか、ですから、
>とっても自由に見える我々の現在の人生とも通じるわけですものね。

自由に見えても、目に見えない制約に縛られて、
人は生きていますから、日常的に不条理だと感じる時も少なからずあって。
そういうことも思い起こさせます。

>それにしても、一人称で書かれた如何にも小説だからこその文字媒体の作品を、
>映像や音楽で巧く表現されましたね。
>キャスティングも演技も言うことなしでした。
-----
ここまで見事な再現は本当にうれしい限りです。
このトーンがいいんですよね。
3人も素晴らしかった。
(2011.04.02 09:06:17)

roseさんこんばんは   mig さん
そうそう、私、この映画はファンタジーだと冒頭に書こうと決めていたのに、忘れてた!(笑)
原作読んでるroseさんとはまた違った感想になるのかもだけど、あまり原作とは変えてないとか。
死を前に生きる、普通の人間も同じだけど、
強制的にその死期がすぐにきて長生も、恋も出来ないとなると絶望的だろうなと思います~ (2011.04.03 00:26:45)

migさん   rose_chocolat さん
こんにちは~

そうそう。 ファンタジーだよね。
ちょっとSF寄りですが。

>強制的にその死期がすぐにきて長生も、恋も出来ないとなると絶望的だろうなと

強制的でなくても、今まで恋してないなとか、思う人もいるかもで、
それを考えたらこの話、普遍的でもあるような気がするのよね。
(2011.04.03 07:41:14)


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