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テーマ:映画館で観た映画(8582)
カテゴリ:邦画(た行・な行)
(TOHOシネマズ1か月フリーパス鑑賞 18本目) 公式サイトはこちら。 1回目鑑賞の感想はこちら。 既に見ていますけど、もう1回掘り下げて鑑賞したいと 思っていました。 パスポートですので無料だし。 時間が合ったので鑑賞。 そんなに1回目の印象と大きく異なるところは なかったですが、やっぱり菊池さんの直子は少々厳しいかなあ・・・。 高原で風が吹くシーンは特にそう思ってしまった。 前回は、「レイコの過去を知らせるのかどうか」ということを 考えてしまったんですが、 今回はあらかじめ知っていたので違和感はなかったです。 映画としての「尺」の問題もありますし、また、 直子とワタナベの心理を最優先するのであれば、 この作品に全く触れたことがない観客への説明を優先するよりは、 感性で感じ取ってもらいたい。 だから敢えて省いたのかもしれないとも 思いました。 ですが反面、ハツミのことを大変上手くナレーションにしただけに、 その手法でレイコさんもやっていただきたかったかも・・・ とも思ったり。 そしてまたしても、ユン監督の「水」の描写が 素晴らしいと感じました。 この質感ってそうそう出せないから。 じっくりと人物の描写をするために、風景や室内を大事にしているという印象です。 自分自身は、原作と映画化されたものは別物、という考えなのですが、 それでも、全く原作のテイストがなくなってしまうのは違うと思っているだけに、 今回、こうしてユン監督が独自の解釈を展開させつつも、 原作の空気感を保とうと、細部に至るまで心遣いをしているところが、 とてもこの映画に共感できる部分であると、改めて認識しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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