クソぢぢいには2種類ある。
「良いクソぢぢい」と「悪いクソぢぢい」である。
良いクソぢぢいとは、正義・正論・正当が揃っている。
・物事の判断基準は、正義。
・口うるさいのだが、正論。
・感情的でも怒りは、正当。
この3拍子が揃っていれば、良いぢぢいである。貧富や容貌は問わない。
では、悪いクソぢぢいの例をあげよう。
私が住んでいるマンションがペット飼育禁止であることは以前に書いた。
その禁を破っている人々は当然モラルが低下している。自分勝手なのである。
中でも顕著な例が、私と同じ棟に居る白い口ひげのぢぢいである。
ちんこい犬を2匹、堂々とエレベータに乗せ、なんだ文句あるか?とばかりに同乗者を睨みつけて憚らない。
まあ居直っているのだが、こういう人は本当は気が弱い。強がりなのである。(チンピラやくざみたいなものですな)
さらに、目つきが可愛くない。敷地内でときどき出くわすが、いつも目つきが悪い。
もっとも、目つきが可愛いぢぢいなんか、かえって気持ち悪いですがね(笑)。
私より年配だが、根性の狭さが顔に、とくに目に出ている。
「ああ、この人はいい歳をしてこんなだから、きっと今までの人生でなんにも学ばなかったんだな」と思う。
ときどきエレベーターの中が小便臭いのは、たぶんこいつの犬たちが漏らしたのだと確信している。
他にも同じ棟には犬を飼っている住人がいるのだが、この奥さんは申し訳なさそうに犬を抱えて、頭を下げながらエレベーターに乗るから、絶対に彼女の飼い犬ではない。
このぢぢいにどうやって喧嘩を売ろうかと、私は思案している。
一番いい状況は、犬を連れたこのぢぢいがエレベーターに同乗したときに、私と二人きりであることだ。
まず犬の足を軽く踏ん付けてやろうかと思う。
犬はキャンと鳴く。犬には悪いが、おまえのご主人のせいだよ。
で、相手が文句を言う。
「あああ? 犬が居たんですかあ? このマンションにはペットはいないことになっているので、見えませんでしたよ。あはは」
当然、喧嘩になるだろうから、私はこれ幸いとこの件を管理組合に報告し、いままで弱腰だった組合でも大問題となって、いずれ厳しいペット狩りがはじまるに違いないな(笑)。
◆ ◆ ◆
さて、どうして良いぢぢいも「クソ」が付くの?って、疑問を持ったよい子のあなた。いい質問ですね。
やっぱりぢぢいは、
うざい、くさい、うるさいから、
どっちにしろクソぢぢいなのである(笑)。
もちろん私は良いクソぢぢいなのである、あはは。