小平奈緒選手金メダル
平昌冬季オリンピック第10日の18日、スピードスケート女子500メートルで小平奈緒選手が金メダルを獲得した。それもタイムが36秒94のオリンピック新記録で。日本女子スピード初の快挙。スピードスケートでは男女合わせてもたった二人。1998年長野オリンピックで清水宏保選手が、男子500メートルで金を取って以来。 昨夜もテレビで熱い熱い声援!前日の羽生選手の演技もあっという間だったが、昨夜は更にあっという間だった。小平選手も大会前から色々なメディアでこれまでの結果とか普段の練習とか紹介されていた。これまで決して順調に来たわけではなく、色々な目に合ったようだ。それでも決して諦めずに頑張ってきたのが、昨日の結果になったのだろう。今朝の新聞は小平選手が満載。その中で「顔晴(がんばれ)」という言葉が印象的だった。高校3年の時に書いた作文のタイトルだ。「頑張れ」と言われたときに言われると苦しかった。でも「頑張らなくてもいいんだよ」と言われても、腑に落ちず前に進める気がしなかった。そんな時、ある北海道のコーチにもらった言葉が「顔晴」だった。「本当のがんばれは顔が晴れたこと。辛くても笑顔は忘れちゃいけない」。「頑張れ」という言葉に疲れ、悔いばかりが残る毎日を過ごしていると感じていた。幼い頃は笑っていられたのに、いつの間にか下を向くようになっていた小平選手を救った言葉だった。作文はこう締めくくった。「笑顔でいること。良い記録を出すことより、何より笑顔で顔晴(がんばる)ことが今の私にできる、感謝の気持ち、恩返しだと思う」。「顔晴(がんばれ)」。本当に良い言葉に出会いました。何か目が覚めたおもいさえしています。本当におめでとう。小平奈緒選手。そしてありがとう。