今年の夏の第68回よさこい祭りについて、主催側は新型コロナウイルス対策として高知市内でのスタジアムでの開催を検討しているそうです。しかし、チーム関係者や商店街の関係者らは「商店街振興のために始まった祭りなので延期してでも街でやるべき」との声も上がっています。よさこい祭り本番は10日、11日に開催され、高知市内の商店街を中心に16会場で行われています。新型コロナウイルスの影響で昨年は1954年に始まって以来初の中止となりました。よさこい祭り振興会も「2年連続での中止は避けたい」と開催する方針で協議を進めているそうです。例年通りの開催案のほかにも、市内のスタジアムや多目的ホールで観客数を絞って行う案も出てきており、4月末までには結論が出ると思います。
北海道のYOSAKOIソーラン祭りは開催を決めており、大通りでのパレードも実施するとの事です。フリー観覧エリアはとりやめ、踊り子にも身体的な接触のある演出を禁止するなど感染対策を行った上で開催するそうです。
高知は既に今年の祭りへの出場を辞退したチームも出ており、今年は例年とは違い参加チームも激減する可能性もあります。ワクチンが今年中に全国民に行き渡るとは限りませんし、マスクを着用して練習や本祭を踊るのも熱中症の危険性が高まると思われます。いろいろ課題も山積みですし、通常通りの開催は厳しいかもしれませんが、形を変えてでも開催される事を願うばかりです。