出生率
日本の出生率が1.29になったそうだ。あまりこの数字を聞かされてもピンと来ないが、なんでもこのままの推移だと70年後に人口が半分になってしまい、かつ老人だらけということらしい・・。70年後というと120歳、まず生きていないだろうけどこれは問題ですね。 何でも人口が減るということは税収が減り、それを補うために増税になり、果ては若者は重税に悩んだ結果、海外移住・・というパターンになるそうだ。一時期産業の空洞化が叫ばれたが、人的にも空洞化が進むと考えるとこれは恐ろしいです。これと同じパターンに一時期北欧が陥ったそうで、北欧の政策に学ぶべきだとTVの解説者が言っていましたが、運転中だったため肝心の前例を聞き逃してしまった・・。 それにしても、この出生率がすっぱ抜かれた事にえらくご立腹な厚生大臣がTVに映っていた。政府が年金改革法案を通すためにひた隠しにしていた数字だそうだ。シュミレーションは1.3幾つかの数字を底に反転するという計算で行われているのだから・・。つまりは既に受給額を大幅に下げるか、健康保険料を大幅に増やさなければならない事態になっているということなのだそうだ。 日本政府は一応色々策を講じているということだが、どうもうまく現状を反映していないということであった。確かに育児休暇を夫にも認めたところで、今の現状からいってそれをとる人はかなり希だろう。私の周りでも、育児休暇を取った人は一人しか知らない。本人とこの件で話した事はないが、マイペースが信条の人?なのでできたのかもしれない。 現在の我が職場は前にも書いたが、女性が半分近く居てそのほとんどが若い。従ってここ数年次々と結婚し、今年からボチボチ出産ラッシュになりつつある。それでも30%足らずで後の皆さんは仕事ができなくなるので当分生むつもりはないとのこと・・確かに積極的に生もうという人は少ないようだ。しかしTVでもやっていたが、仕事をあきらめないで済む環境が整えば、生みたいと思っている人は多いそうだ。我が職場も生むつもりがないという人も別に子供が嫌いなわけではなく、この範疇に入る人が大部分のようである(全員に確かめた訳ではないが)。 しかし現場職場で産休が出るとよほど結束していないとかなり辛い状況に追い込まれる。確かに託児所のような施設も作る必要があるだろうが、鍵は結局人間、我が職場には良好な協力体制は築かれるのだろうか?まさに壮大な実験場のようである・・と不謹慎にも思ってしまった。まさに女の敵は女にならなければ良いが。