テーマ:香水(918)
カテゴリ:<香水>
ローマの緑豊かな庭園と活気に溢れた精神。 【香調】 ヴァレンティノに欠かせない3要素 「カラー、クール、クチュール」をもとに構成。 カラートップノート クチュールミドルノート クールベースノート ■感想:私の好み度<80> 曇天な日の『緑の祭典/Green Stravaganza』に、 グリーンティーバニラフロート ミント添え。 スプレー直後のほんの一瞬通り過ぎる抹茶の香り! (ちょっぴりベルガモット、ベリーも) ほんの5-15秒、なんと儚い! そこから『お茶』だけを追うとエリザベスアーデン『グリーンティー(1999)』系に。 それほどの爽やかで透明さはないものの、トップで感じた抹茶からは遠退きます。 要となる『ラプサンスーチョン』の薫香。 燻した松葉で着香した煙茶らしさは分かりにくく 『ラプサンスーチョンの香水』として買うとがっかり度99%。 ミドルからなんとなく曇った、こもった、霞んだ印象には不思議と清涼感があり、 それにはミントのようなハーブの香りを微かに含みます。 (日によってミントが分かりやすく香るときは好みのバランスでうれしい) ジャスミンの香りのはじまりに 「ジャスミンティーのようになる?」と思わせておきながらの バニラが氷上をツーっと滑り込むようにフロート。 「あ、分かりやすく甘くなった」と思うと同時に ここで「ボーンインローマ(2019)っぽい」とそのオリジナルのDNAは2-3割。 ラストの佇まいが美しく(香りが枯れない) 少し体温が上がると息苦しさのないシアーなスモーキーが淡く登場。 かなり濃度は薄まりますが下記の煙たいバニラを思い出しました。 ・メゾンマルジェラ『バイザファイヤープレイス(2015)』 ・ペンハリガン『チェンジングコンスタンス(2018)』 香りの展開は『ボーンインローマ』『イエロードリーム』『コーラルファンタジー』より ゆったりとし表情の変化があります(トップの抹茶は瞬間芸並み)。 『ボーンインローマ』シリーズで一番個性的なのは『グリーンストラヴァガンザ』
■拡散性・持続性 拡散性は普通からやや強め、持続性はやや長め。 ■液の色・ボトル ネオンっぽい淡いグリーン。 ボトルはヴァレンティノを象徴するロックスタッズ。 サイズ展開は10・30・50mlで 購入した10mlは少し膨らみのある六芒星柱スリーブ/カバーでゴム製。 明るいグリーンで、ピラミッドスタッズが並び一部がフラットでロゴ。 使用時にスプレーを押すとスリーブがずれネックに埋もれがち。 スプレー部分は回転式で取り外し可能。 詳細は『ボーンインローマ』で。 ■季節 秋から春。 ■年齢 20代以降。女性向き。カジュアル。 ■抹茶なら? トップの抹茶をもう少し長く、そしてお茶や日本の雰囲気を楽しむなら パルファンサトリ『ひょうげ(2008)』がおすすめ。抹茶感は似ています。
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Last updated
2024.04.12 23:00:00
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