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瀬戸キリスト教会牧師 西風の会代表 堀 俊明  精神障害2級 (躁鬱病,アルコール依存症)

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2006/09/23
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カテゴリ:ブログ
 タイで15年ぶりにクーデターが起きました。東南アジアの優等生として、日本からの投資もすすみ、経済は順風満帆でしたが、タクシン首相の強権的な政治手法や不正蓄財が都市部の中間層から強い批判を受けました。
 首相は総選挙に打って出ましたが、野党のボイコット受け、選挙が無効とされました。政治がマヒ状態に陥り、懸案が店晒しにされました。慣例に従い国王が仲介に乗りだしました。与野党は一時休戦しましたが政治は泥沼化しました。
 タクシン首相は実業界のキャリアを生かしてタイ経済を活性化させました。農村地帯や都市の貧困層対策を行い、格安医療など提供し、地方では熱い支持を受けていました。総選挙の結果は農村部と都市中間層とで二分されました。
 タイは国王が統治する立憲君主制ですが、政治的危機には国王が仲介する伝統を持った国です。過去に何度もクーデターがありましたが、国王の仲介で国家が分裂を避けることができました。
 タクシン首相は1997年にタイ憲政史上、初めて民主的な手続きを経て選出された首相です。タイ経済を活性化させた功績は大きかったのですが、一族郎党の数千億円を超す不正蓄財が都市部の中間層の怒りを買いました。
 アジア諸国は封建体制が残されたまま、高度経済成長を続けています。政治の権力を握れば一族郎党がそのおこぼれに与るのが当然とされています。韓国の庶民派代表の盧武鉉大統領、金大中前大統領の家族も汚職で掴まっています。
 ロシアは帝政ロシア、中国も皇帝時代、北朝鮮は金王朝です。フィリピン、インドネシアでもクーデターが起きる気配も見られます。現代の日本人、民主主義国家の住民から見ればおかしな光景ですが、戦前の日本もそうでした。
 日本は戦争に負けてアメリカ軍が進駐してきました。日本はGHQの指示により封建体制から民主主義体制に変えられました。大家族制廃止、農地改革、財閥解体などは日本は自力で達成することはできなかったでしょう。
 私の父方の祖父はレッドバージーで職を奪われ、失意の内に亡くなったそうですし、母方の祖父は資産家でしたが戦後は営林署の臨時職員として糊口を凌いでいました。彼らの戦後は戦前の償いの人生でした。
 父親や息子、親族が戦死した家族は普通に見られました。彼らは靖国の英霊として祀られるよりも、日本の平和、世界の平和を望んでいるでしょう。靖国の英霊に応える道は日本が民主主義国家、自由主義国家であり続けることでしょう。
 安倍総裁を中心にした新保守主義の政治家は戦争を知らない世代です。団塊の世代までは飢えを想像できますが、飢えを想像できないのが彼らの最大の欠点です。先進国を見続けて育ってきた世代は、後進国の状況を想像できないのです。
 日本はテロとの戦いの傍観者であり続けることはできないでしょうが、軍事的貢献が日本の取り得る唯一の道ではありません。むしろ、テロの背景、貧困をなくすことが日本の得意な分野です。軍事大国アメリカのできない分野だからです。
 21世紀になってもアジアの封建的な体制が変わらない限り、クーデターはどこかの国でまた起きるでしょう。武力介入が許されない時代ですから、民生面でアジアの解放、封建体制からの脱却を助けるのが日本の使命でしょう。

瀬戸キリスト教会 HP
 





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最終更新日  2006/09/23 09:46:07 PM
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