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カテゴリ:飲酒運転
飲酒運転に対する罰則が強化されるそうですが、飲酒運転は未必の故意による殺人罪に当たると思います。危険運転致死傷罪は適用の条件が厳し過ぎました。飲酒運転で人身事故を起こしてもひき逃げをすれば適用されないざる法でした。
日本の社会は酒飲みに対して甘すぎます。私はアル中ですが、その甘さを利用してきたと反省しています。断酒20年を超しますが、アルコールの夢に未だに悩まされる時があるくらいですから、アル中には免許を返還させるべきでしょう。 飲酒運転が厳罰化されてから検挙者数は激減したようですが、飲酒運転事故は減らないようです。これはアルコールをコントロールできる人は飲酒運転をしなくなったからでしょうが、アル中は相変わらず飲酒運転し続けるからでしょう。 検挙者数の激減は厳罰化が効果を現した結果ですが、厳罰化もアル中には効果がないと考えられます。アルコールが入れば飲酒運転に対するブレーキが壊れるのがアル中です。アル中から免許を没収してしまわない限り飲酒運転を続けます。 厳罰化はアル中の飲酒運転抑止力にはなりませんが、社会のアルコールに対する嫌悪感を高める意味があります。運転する者には絶対に飲ませない、飲んだら絶対に運転させないという合意が社会でなされたら飲酒運転は減るでしょう。 食事の際に軽く一杯やる人が相変わらず見受けられますが、彼らは飲酒運転に対する意識が変われば止められる人たちです。厳罰化はこの層に属する人たちの意識を変えるためには有効です。事故を起こす前に飲酒を止められる人たちです。 一方、アル中は軽く一杯で止められない人たちです。彼らは飲酒運転をする可能性が非情に高い層に属します。飲酒運転で事故を起こす前にアル中専門病院で治療を受けなくてはならない人たちですが、彼らに対する対策が見られません。 アル中は飲酒運転の常習者ですから、事故を起こす前に対策を取らなければなりません。そのためには飲酒運転常習者から免許を剥奪するべきです。飲酒運転は即免許取り消しにし、免許の再取得を認めないくらいの姿勢を示すべきです。 アルコールをコントロールして飲めない人間にはアルコールを飲む資格がありませんから、断酒をさせるしかありませんが、断酒は非常に難しい道です。アルコール専門病院や、断酒会、A.Aに通う方法がありますが、簡単ではありません。 むしろ予防の方が効果が上がるのではないでしょうか。学校教育の中でアルコール問題を取り上げてアルコールの適正な飲み方を教えるべきでしょう。ゲーム感覚でバッチテストをやり、アル中になり易い体質も簡単に検査できるそうです。 私の場合はアルコールに対する知識が欠けていました。アルコールを飲んではいけない体質なのにアルコールを飲んだので20代でアル中になりました。アルコールの適量を知らず、酔いつぶれるまで飲むのが普通だと持っていました。 アルコール専門病院で感じたのはアル中が断酒できる確率は非常に低いことです。ガンの方が治癒率が高いと思えるくらいでした。アル中に対する治療はコストパフォーマンスが非常に悪く、予防こそが最善の道であると感じました。 ロシアはアルコールで平均寿命が50代だそうですが、日本でもアルコールによる有形無形の社会的損失は計り知れないでしょう。飲酒運転常習者から先ずアルコール対策に取り組むべきです。アル中はいつかは事故を起こすからです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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