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カテゴリ:政治
小沢代表は首相になった気分で代表質問をしましたが、虫酸が走る思いがしました。彼は自民党を飛び出し細川政権を擁立させましたが、短命に終わりました。その後新進党、自由党を造りましたが、民主党に吸収合併されました。
彼は民主党の乗っ取りに成功し、首相の座に後一歩まで近づきました。彼の権力欲は果てしがありません。利用できるものは何でも利用してきたからです。政策よりも政局を好む彼の政治姿勢が日本の政治を何度も狂わしてきました。 非自民党政権が短命に終わった背後には彼の権力欲があったようです。権力主義、独裁主義が彼の政治スタンスです。小沢トロイカからなる執行部は民主党の名に値しません。小沢シンパだけで固めた非民主的な組織だからです。 国民の小沢アレルギーは世論調査の結果に表れています。民主党支持率と自民党支持率とは互角ですが、首相としては麻生首相支持が小沢代表支持を凌駕しているからです。党の支持率と代表の支持率が乖離している珍しい現象です。 自民党の総裁選は百花繚乱でしたが、民主党は代表選を行いませんでした。代表戦に意欲を見せた人たちも小沢代表の締め付けが厳しかったからか出馬できませんでした。民主党はいつの間にか共産党になってしまったようです。 前原、岡田代表時代には民主党に夢を託せましたが、小沢トロイカでは自民党の派閥争いが党派を超えただけです。小沢代表からは公約を実現する強い意志を感じられません。己の権力欲を満たすためには何でもありだからです。 民主党が総選挙で多数を占めれば、安定多数を得るためには権謀術数の限りを尽くすでしょう。マキアヴェリストである小沢代表の面目躍如と思われる局面が続出するでしょうから、日本の議会制民主主義は危機に陥るでしょう。 民主党が参議院で多数を占めたから日本の政治は停滞しました。経済が順調でしたから実害は目立ちませんでしたが、世界同時不況に陥りかねない現状では政治が機能しなければ日本丸は沈没しますから、総選挙を回避すべきです。 小沢代表は官庁に100名を超える政治家を投入するそうですが、国の統治システムが破壊されてしまいます。彼自身が民主党には政権担当能力がないから大連合を呼びかけたと公言しているからです。自家撞着としかいえません。 国連中心主義外交を表明していますが、北朝鮮、イラクの核開発、ロシアのグルジア占領でも明らかにされたように、常任理事国に拒否権がありますから国連には外交問題の処理能力はありません。国連軍構想などは机上の空論です。 日米同盟を掲げる小沢代表はシーファー在日大使を公衆の面前に引きだし、侮辱しました。洋上給油を拒否するために大統領の寝室にも電話ができる実力者をさらし者にした人間には、日米同盟を維持することは不可能でしょう。 アメリカには大統領選、下院選が済むまでは権力に空隙が生じていますから、日本が総裁選で浮かれている場合ではありません。国民は政権交代ができる政治を求めていますが、世界恐慌を目前にしていますから政治の安定が第一です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008/10/02 08:09:42 PM
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