アルカイダによって世界最大の仏陀バーミヤンの仏教遺跡が破壊されて久しい。
バーミヤンときいて思い出すのは、インドのデカン高原にあるアジャンター石窟遺跡のことです。
何百年も深山に埋もれていたこの素晴らしい遺跡群は、植民地時代に英国人が虎狩りの最中に偶然発見したものです。
(偶然にも、私の同行者は英国人だった。)
そこをさ迷ってしていった頃。そこは個人で行くと辺鄙な所なのだが、日本人団体客も来ている。何か不思議な気がする。
私は聖地バラーナスから列車で一晩かけてジャルガオンという駅で降り、そこからバスに乗り、落雷で大木が倒れてて、一本道を塞ぎ、満員バスのまま渋滞を我慢し(そこでイギリス人と一緒になる)
夜中にアジャンタ村(遺跡5キロ手前)で宿をとって翌朝辿り着いた訳ですが、そんな所に日本人のじっちゃんばっちゃんがいたら不思議な感じ。しかし不思議よりも、私には便利だった。そこには日本語ガイドがついて回り、私も団体旅行客の尾ひれについて行くことができたので。
さっき物売りの子供から買った英語のガイドブック、まあいいかと思いながら。
その何窟目にそのインド人ガイドが言いいました。
「世界で一番大きな仏像はバーミヤン、一番小さいのはこれです」と天井を指差した。確かに小指先くらいの仏陀が彫られていました。
じっちゃんばっちゃんは「はー」と驚嘆の声を出したのでした。
私はその感嘆を聞いて「はー」といったのでした。
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最終更新日
2003.10.29 19:13:25
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