先日、大学の超硬派クラブに所属していた数人の同輩後輩達と会った。
焼肉を食った。
時々会うのだが、つきあいも15年前後になってくると、いくつかそれぞれの人間に面白いエピソードはいっぱいでてくる。卒業後その後、を思いついたものをひとつだけ紹介。
O君。学生時代長髪だった彼は、その理由でシンガポール入国拒否され、ジャカルタかクアラルンプール当たりに追い出されたこともあったが、無事大手証券会社に就職し、ある顧客の信頼を得たところ、預かった1億円の運用をわずか3日で半額にし、取り返すべく手は出してはいけないといわれる
ハイリスクハイリターンのジャンク債に手を出し、4日目には10分の1にしたという実績を持っており、そのとき、顧客にネクタイを引きちぎられたそうである。
また、クルーザーに乗せて貰う約束も反古となったのであった。
そんな彼も、今は、子供を3人も産み、私を神とあがめているようなので、素晴らしい教育方針であると推測される。
M君。彼は順調に大学を退学(もしかしたら除籍か放校かも知れない)した後、単身北海道に渡り、牛の世話をした。牧場での話はいっぱいあるのだが、彼は家賃が1万円以下、収入は入るが、支出がほとんどないという状況に陥り、友人に闇金融業を始めた。返済が滞ると、彼は何故か、その人たちが持つバイクやギターを取り上げていたのえあった。
そのため、牧場生活5年目にはすでに1200CCを筆頭に、バイクが5台、ギターを3本持つ男となり、バンドを結成した。牛を扱うものの会話は農協から借りる莫大な借金自慢も多く(「越えたか、うちは越えたで」というのは借り入れが1億円のこと)
彼らにとって、Mが貸していたお金は屁の突っ張り程度だったのだろうか?
そんな彼も、夢半ばで帰阪し、プログラマーになり大手ソフトウエア会社で勤務している傍ら暴利でプログラマーの講師をしている。
Y君。彼は就職した大手印刷会社を数秒で退職し、自らの転職となる写真の道に入った。
彼は、芸術的な写真を撮るという志はなかったようだが、独立してからというもの、機材の購入費が半端ではないようである。割と自由が利く部分もあり、去年上海にわざわざ2泊
3日で大阪から船で(鑑真号)行ったようである。そして現地に2泊して、また2泊かけて大阪に船で帰ってきたようでる。意味はない。
彼は学生時代、韓国自転車縦断の旅に出て、釜山より1日目にして挫折した苦い経験を持つが、そんな彼も今はマウンテン自転車でエキサイティングしているようである。
S君。彼は学生時代入部してばかりの時に無人島合宿にて、共産党宣言してアジった挙句、貴重な酒瓶を割り、我々からボコボコにやられた経験があるが、卒業する頃にはボコ
ボコにする方に回ったのである。但し対象は人間でなく、コンクリートやシャッターであった。そのため彼の拳はボロボロになるのだが、こんなんなんじゃいといいながら街を闊歩
していた。
翌日、学校食堂で包帯をぐるぐる巻いた彼の雄姿を見たものだ。
そんな彼も、大手ビールメーカーに入ってからは一度だけ脱糞したこと以外は、まあまあ真面目に仕事をするフリをしているようである。
H君。彼は卒業後大手スポーツ店に修行の為就職したのであるが、その後、会社の醜さや社員を不幸にするというシステムに嫌気がさし、数年後退社し、世界1週の旅に出た。
期間は3年と思っていたようである。まず、アメリカに渡った瞬間に実父の体調が悪くなり、夢半ばにして日本に引き返されたのであった。大学の頃は、酔っ払って、やくざのつ
れた犬を蹴り上げて、ボコボコにされたこともあるが、そんな彼も、今は立派に跡継ぎして社長をしている。
しかし会社内容は芳しくなく、もっぱら営業外利益(彼の株の運用益)で会社を存続させているという噂である。
また飲みに行こう。
責任感だけなら、うつろな愛
親密さだけなら、ただ好きなだけ
恋心だけなら、単なるのぼせ
親密さと恋心だけなら、ロマンチックな愛
恋心と責任感だけなら、実態のない愛
責任感と親密さだけなら、友情的な愛
3つそろえば、うーん、分からん。
エチケットとは、トイレのないと言われたヴェルサイユ宮殿で、外で用を足す人々に、
「ちょっとこんなところではやめてね」という立て看板のことらしい。
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