「メラビアンの法則」
人と人とのコミュニケーションでは、異論もあるが、ボディランゲージ 55%、声の質 38%、話の内容 7%という重要度になる、という法則がある。(だから、私の話の内容は意味がないか意味不明というのも納得できるというものだ)
タイの田舎町。自転車で夕刻ホテルを探していた。ホテルは多分ホテルなんだろうが、ソレが通じない。そんな訳で、私は、両手を合わせて、耳に引っ付けて眠る仕草を、おっさんの前でしたのである。多分、私の演技がうまかったというより、お姫様、月夜に眠るといったふうに見えたのであろう、すぐざま、相槌を打ち、そちらの方向を指差してくれた。
そんな訳で、小さな村でも、それを実行し、得意のボディランゲージ実践をすると、おっさんは、うなづき、俺について来いという仕草をして、連れて行ってくれたのであった。
それが、娼館。
ちょっと違うんだけどなあ。しかし、村で泊まれるのは、どうやらここしかないということが次第に分かり、女性がついても、つかなくても同じという値段で一泊したのであった。全身筋肉痛の私は、何故女性を断るのだという猛攻に耐え、何とか、部屋に入って、朝まで出ることはなかったのである。