前提としてですね、震災から12年の神戸からのリポートです。神戸空港借金はほんの2000億円、空港島埋め立ての土地売却全然できず、また、ANAは新潟鹿児島便、JALは熊本仙台便廃止。神戸空港-関西空港の海上船便、120人乗り1日20往復合計4800人乗せられる便利な海上アクセス、一日平均搭乗者数14人。震災復興もばっちり、16兆円のうち、被災者生活支援に2.3パーセントも割きました!
そういう事情を鑑みて、とは全然関係ないのだが、鯨食った。
食する前に、神妙な鯨講義が展開され、我々は、黙々と、正座して拝聴する。
店長の写真入り鹿児島産焼酎。自慢のクジラリーゼント。
はりしゃぶ。3秒つけて食する。ところで、関西では、呼子饅頭イカ饅頭の宣伝をやっているが、イカを一番食べるのは、日本人でなく、まっこう鯨でっすという軽快なCMソングが流れ、ほぼ、感心するのである。
北洋に生息するマッコウ鯨約10万頭(2000年調べ)1匹が1日に食べるイカの重量200kgから500Kg(個体差による)イカが1匹2kgぐらいとして100匹から250匹、全体で1000万から2500万匹を一日で食している。
鯨の各種刺身
「クジラは絶滅の危機に瀕している肉。」「国際社会のなかで日本人が嫌われ者になってまで捕鯨を継続するメリットがない肉」 「クジラなど、日頃、食べていないから今後も必要ない。牛や豚で十分ではないのか肉」 「クジラたちは、かしこく、心の優しい、清らかで聖なる動物である。汚れきった現代社会に生きる我々日本人がこれを殺して食べるなどもってのほかである肉」などがある。勿論全部出鱈目である。
鯨の骨グッズも満載だよ、彼女にいかがですか?イカスよ。渋いよ。はいくじゃん。
財布の中身もからっぽという特殊事情と、始発が走ったという諸事情により、電車で帰るのであった。しかし、各種事情があり、自分の住む駅で降りることは遠く失敗し、西方の彼方まで行ってしまった早朝であった。
よく考えれば、鯨は、魚ではなく哺乳類なので、魚の刺身でなく、肉の刺身を食ったということか・・・どおりで腹が緩くなった訳だ。