自分は、今のところ、花粉症でも、ハウスシック症候群もないのだが、こういったもの、いつなるか分からないという恐怖に日々怯えなければ成らないという時代を生きている。
自分自身のささやかな対抗策としては、多少不潔にしてでも免疫力を高めておく、ということを先日密かに述べておいたが、それは、単なるズボラの言い訳でもあるとも先日述べておいた。
ちなみにザラバとは、ザバラ大名とかいたように、昔の粋な遊び人のことを言った。まあ、現在に言う酒女ドラッグ賭け事みたいなものに、それぞれ高い教養を身につけた道楽者みたいな感じである。昔、心斎橋バサラというキャッチコピーで売り出していたものがあったので、其の時、意味を調べたのだ。先日、本を読んでいたら、久しぶりにザバラという言葉が出てきて、利休が茶の世界を確立する前に、どこの何茶なのか、飲んで当てる遊びがあり、賭けるものは、骨董品とか珍品であったので、そこにも鑑識眼が必要であったという話であった。ちなみに、まことちゃんは、サバラである。グワシ!まあ、そういうことはいいとして、花粉症的話の続きである。
シックハウス対策や花粉症対策として、ナチュラル志向爛漫という感じで、あくなき健康志向も兼ねて、炭を敷いたり、珪藻土壁や珪藻土クロスを使用したり、天然自然素材を使用したりするのだが、これは結構金がかかるものだが、その効用の一環として、気持ちいいとか環境にいいとか精神的な部分もあるのは確かで、確かに、炭や珪藻土や無垢財は、体に悪くないことは事実だが、なかなか実際のところ数値にすることは、難しいのも事実だ。例えば、炭を敷き詰めます、どのくらい敷き詰めたらどのくらい効果があるのかというのは、人によってまちまちで、効果はあるのだが、2倍敷き詰めると2倍の効果があるのか分からないし、予算上半分にしたからといって、効用は半分以上ある可能性も高いと思われるのである。
おまけに、マイナスイオンとか、水クラスタとか、近寄らないほうがいい怪しい製品や信仰に近いものがあるが、確かに効く人には効くのだろう。例え、科学用語でなかったり、最先端科学でも分かっていないのに、例に出したり、胡散臭さ丸出しでも、反応する人はするのである。
花粉症やシックハウス症候群が、一緒くたにしていいのか、分からないが、精神的な部分で左右されるのかどうかは、自分は知らない。神経質な人が罹り易いともいえるし、純粋に科学的反応で罹患してしまうとも言えるかも知れないし、どうなんでしょう。まあ、何をもって神経質かというのも分からんし、何を以って敏感肌というのかも、定義的にはよく分からない。
分からん、で終わることもできるのだが、いくら自然天然素材でも、体にいいか悪いかは別にして、化学物質を出す。土も出す、水も出す。
実は、よく考えたら分かることで、実は、皆想像しても知っていることとして、まったく、化学物質を出さないのは、意外かもしれないが、住宅建材としては、ガラスと鉄である。それに、コンクリートも、1年もたてば、水分も99パーセント吹き飛び、硬化してしまうと、ほぼ何も出さない。工業製品で、最近は改善されつつあるが、用はシックハウスの原因になるのは、溶剤とか接着剤とか、クロスとか、合板(プリント製品)とか合成樹脂とかである。それに、部屋の中にいるダニや埃やダニの死骸やである。
とうことで、実は、現実的ではないが、シックハウスや花粉症の人に一番いい家は、柱は鉄、壁はすべてガラス、継ぎ目と床は、コンクリート、みたいな、冬は寒く、夏は暑い家が、一番安全なのである。うまくつくれば、現在モダニズム的な家になるかもしれない。
まあ、シックハウスとされる工業製品も基準が厳しくなって、実際、持ってきた家具とかぬいぐるみとか布団や絨毯がよろしくない場合も多いので、ガラスと鉄とコンクリートだけでできた家を造っても、家の中には、そういうものを持ち込まないと生活できないのが難しいところだ。密閉度は高いけど、室内のほうが空気汚れている場合もあるし、窓を開ければ、花粉や煤塵が入ってくるし・・・クワッ!
それでも、自然素材のほうがいいように見えるのは、風合いや味わいがあるからだろうが、自分は精神的なもので病気の反応しません、と断言する人がいたら、是非、暑い寒いといいながそういう家に住んでみて欲しいものだと願いながら筆を置くのである。(正確には、キーボードを叩くのを終えるのである)
余談だが、屋上緑化やグリーンも見た目にはいいんだけど、小学校の時に習わなかったかな、植物は二酸化炭素を吸収し、余った酸素を排出します。
でも、夜は光合成しないので、酸素を吸収しますって。だから、特殊な条件でないと、CO2を減らすのは難しいと思うのです。夜は室内の植物を外に出しなさいって小学校で習ったよな。
今、二酸化炭素が民衆の敵みたいにいわれているけど、小学校ではどう教えてるんかねえ。まあ、それは置いといて、断熱効果がありますよ!屋上緑化するのなら、はっきりいって、断熱材入れまくるほうが手入れも簡単だし、安いです。見た目のインパクトが違いだけにしか、自分には思えないんですけど・・・。屋上緑化や壁面緑化の業者も、まだそう育ってなくてメンテナンスや枯れ木保証制度がなってないしさ・・・。
まあ、一応、自分の家は、壁も床も屋根もダイヤモンドでできているので、とても頑丈で、揮発したり、化学物質も全く出ないカチカチの炭素なので、安心です。