風任さんが、今となっては、京都行くこと自体はもういいや、と思いはじめたのではないかと、不安になるほどに、京都観光案内は少し置いといて、食事どころを紹介して名誉挽回と考えた次第である。
そこは、壹錢(一銭)食堂である。京お好みである。
場所は、超一流の場所であり、人通りが最も多い、メインの四条河原町駅から八坂神社に行く四条通りを、先斗町を越え、鴨川の橋を抜けた次の通りの縄手通りの角にあるので、やっぱり、一流どころである。
ちなみに、カッポーの方は、鴨川のこの橋で声を掛けられても振り返ってはいけないというしきたりもあり、万一、振り返ると、そのカポーは別れるという伝説が巷に流布されているので、そんな流言飛語に騙される喜びも悪くはないと、味わえる橋でもある。
各種、有名さん御一行様も訪れる由緒正しい料亭である。
特に、左翼的右翼的思想はないどころか、統一した思想ももっていない店の展示物ではあるが、とうか、店員さんも、普通のおばちゃんたちばかりで、飾っているもの以外は、すべて正常という凶器なのである。
其の日常性は、ふと、北ベトナムを訪問したホンダ勝一のことを思い出した。「私が今まで、一番感動したのは、ベトナムの農民のおばあちゃんが、となりで、米軍の爆撃があり、戦車が走っているのに、無視して、黙々と畑を耕していた光景です」
中は公式HPによるとこんな様子だが、今回は、是非、風任さんに、中の様子及び食事の様子をレポートしていただきたく、ここは、涙を飲んで省略するのである。活躍の場を提供したので、是非、馬鹿馬鹿しい挑戦して下さい。放浪さんも影ながら応援してます。ヒント:丸で囲っているのが人形だよ。
さて、空腹を克服したとするならば、ついつい、私が向かったのは、縁切り神社の裏である、六道珍皇寺である。名前からして、ほら、何となく、油断すると、チンコー寺と呼んでしまいそうではないか。
それに、絵馬も、前回前々回と違い、とっても平和のユルユル。
勿論、六道といえば、六道輪廻のことであり、すかさず、閻魔さんたちの登場である。
(この人、閻魔の弟子です)
鐘も恥ずかしがって、こうやって、尻の毛を引っ張るように、鳴らす画期的システムになっている。
ちなみに、この地一帯は、昔、人が死んだら捨てられていた場所でもある。
この寺で、何を隠そう、一番有名なのが、冥途に行きっぱなしの井戸である。(○印の井戸)。行きたくなる人が世の中多いのか、先に行けないシステムになっている。
地獄、餓鬼、畜生、人、天・・・。あれれ、5つだ・・・あ、修羅忘れてた・・・。
ここのメインは、盂蘭盆らしいのだが、トイモイ博士、今年から、盆休みがなくなりました。泣けます。
冥界、魔界エリアは、京都には多いのだが、私は、怖がりなので、そっち方面は、少し苦手だ、どちらかというと、珍しいところが好きといえる。
子供に、あの世のことを教えるのはいいなかなかの教育的スポットでもある。まあ、何故か、水子っ供養もある。
見学は無事終了したので、最寄り駅にを目指す。今から実は、会社に行くので、京阪電車に乗るのである。鴨川にカモ!(○印)
どう見ても、弁慶と牛若丸に見えないのは、私に、美術眼がないからだと思われる。
その京の五条の橋の上には、今はガイコツジンまで歩いているのであった。
てなわけで、ハッピー?
おまけですが、こんな店も見つけたので、風任さんに報告申し上げます。六道の辻にあります。
お子さんに飴、いかがでしょうか。きっと、泣き出します。
幽霊が赤ちゃんを育てたという飴です。マジに売ってます。
まあ、一応、祇園です。おまけですね。ガイコクジンをたくさん見ることができます。
あ、風任さん、京都旅行、キャンセルしないでくださいね!