虹の泉の続きです。入場料500円と焼き物を壁にひっつけるのが、4000円で生活費と、作品制作費をまかなっています。
芸術で生きている人というのを尊敬する。それを支える家族を更に尊敬する。
日本のマスコミはイマイチだわー、って思うのは、まあ、アメリカのほうがマシだってところもあるだろうなあ。アメリカでは、ABCとかCBSとかNBCとかの大手テレビ局や、ニューズウイークやワシントンポストにイキナリ就職はできない。みな地元のマスコミに就職して、地方、そして、そこでも勝ち抜いて大手に就職できる仕組みになっているんだわ。おいらたちが、ニュースや新聞報道で、派遣やニートや首切りや貧乏問題で、何ゆうてんねん、こいつ、って思うのは、年収1000万円以上ノウノウと貰っててリアリティが無い奴ガ多いからではないか。
全然関係ないのだが、仕事の都合上、ちょっと平群のことを調べていると、こういうことも分かってきた。
テレビ報道の情報に対して、無防備でいるなよ、っていう教訓でもある。松本サリン事件にしても和歌山カレー事件にしても
植草痴漢問題にしてもだ。人間は、少なくとも、認知的な多様性は持っているわけで、何で勧善懲悪の二元論になるのだろうか。世の中のほとんどは、8割好きだけど2割嫌とかその逆とか、というか、9割どうでもいいというか、ではないかい?
というわけで、そうやすやすと、村の発展と趣向が違うということで、寄付金もないし、マスコミもそうやすやすと紹介しない。
情報がもらえるからと、検察警察ばかりの決めつけ報道に、弁護士の意見はほとんどなし。スポンサーのメモ当然気にするから、トヨタや大手のスポンサーの悪い報道はほとんど見受けられない。
余り関係ないが、日本の雇用を頑張ろうと日本での雇用を増やして、景気悪くなり、派遣の人の首切って大問題になって・・・でも、中国やアメリカヨーロッパのほうが安くなるからと進出していった先で、工場閉鎖や機微きりしても、日本人は、痛まないから、特に問題が各地で起っていても、報道しない。
しかし、日本に住むものにとっては、内需拡大というか、外国の安い賃金求めて出て行った企業より国内でふんばった企業を応援してあげたいものなのだが、目立つから、というだけでバッシングだね。
最近行ってないけど、画家の奥さんが喫茶店をしており、その人が、私と同じ高校出身ということだったのだが、ある日、嫌われ者の英語の変な先生が、偶然コーヒーを飲みに入ってきたといって、騒いでおられたという10年前のことが、まるで、先程のことのようである。
私は、インドの避暑地兼大学の村、シャンティニケタンに10年ほど前に行ったのだが、泊まっている家から、ご飯を食べに行き、いろいろ大学などを散歩することにしたのだが、留守番は、
バウルの歌い手 のじいさんである。じいさんは部屋の真ん中で立っているだけだ。「暇じゃないか、何もしないで、部屋に数時間じっとしているのか?」というと、家の主は、「私は芸術家だから」と答えた。
芸術家にはなれない、負けたと思った。
彼の家にも行ったことがあるが、土で出来た彼の家の中にあるのは、かまどと、少ない調理器具だけである。そして、家族は、前の庭に奥さんと子供数人が出て、ただただ、座っていた。彼は威厳があった。綺麗な座り方だと思った。ただし、どこも見ていなかった。
三重近隣旅行
観音ワンダーランド1・津市
観音ワンダーランド2・津市
ルーブル美術館1・津市
ルーブル美術館2・津市
コケコッコー共和国(閉館)
飯高洞窟美術館(閉館)松坂市
虹の泉1松坂市飯高町
虹の泉2松坂市飯高町